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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

グランベルの風 ――愛を捧げろゴミ蟲共――

作者:三四郎
最新エピソード掲載日:2026/11/03
――ただ、護りたかった。

全てを嗤おう。ただ嗤おう。悲しみで腹など膨れないのだから。
地を這い、血を吐いても、嗤ってやる。

気がつけば貧民街に行きついていた。
力のない者が生き残るには、奪うしかねぇ。

あいつはそれを愛といった。
愛だ。あれも愛だ。この世界には愛がたっぷりだ。

金色の目を輝かせ、少年――バルバロッサは今日も貧民街を生き残る。

三流は話にならねぇ。二流は調子に乗る。一流は、能力を見誤らねぇもんだ。

なぁ? そうだろレイトン。

見てろよ。俺は俺を護りきってやるからよ。


檻の中で生まれ、親も知らず、貧民街で生き延びてきた少年バルバロッサ。

気まぐれか、哀れみか、偏屈な老人レイトンから魂の輝きを教わる。

何一つ持たない少年が戦士を知る、愛のダークファンタジー。

※『大悪令嬢──蟲這う大陸で戦士達は詠う──』の前日譚となりますが、本作単体でもお楽しみいただけます。
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