ホルマリンは必要ない
最新エピソード掲載日:2026/08/14
中学最後の夏休み。
私は親友の綾の部屋で二人っきりで勉強会をしていた。
問題が解け顔を上げると、綾が「受験の息抜きに夏らしいことをしない」と言い出した。
受験生として気が緩んでいる。私は呆れて何も言わずに、また問題集へと向かった。
綾は一人言の様に「夏と言えばホラーだよね」と言い始めた。
私は「馬鹿馬鹿しい。中三の夏は受験勉強一択よ。意識が低いわ」と反応してしまった。
綾は「怖いんでしょ」と揶揄ってきた。
私は反射的に「怖くないわよ」と綾の言葉に乗ってしまった。
「なら怖いの平気なの?」
綾はそう聞いて来た。
「当たり前でしょ。ホラー映画でも、お化け屋敷でも、何なら心霊スポット巡りでも何でも来いよ」
私は綾に舐められないように本の少し、本当にちょっとだけ誇張して返した。
「そう、なら来週の月曜日、予定空けておいてね」
綾はニヤッと笑った。
こうして私の苦行が始まった。
私は親友の綾の部屋で二人っきりで勉強会をしていた。
問題が解け顔を上げると、綾が「受験の息抜きに夏らしいことをしない」と言い出した。
受験生として気が緩んでいる。私は呆れて何も言わずに、また問題集へと向かった。
綾は一人言の様に「夏と言えばホラーだよね」と言い始めた。
私は「馬鹿馬鹿しい。中三の夏は受験勉強一択よ。意識が低いわ」と反応してしまった。
綾は「怖いんでしょ」と揶揄ってきた。
私は反射的に「怖くないわよ」と綾の言葉に乗ってしまった。
「なら怖いの平気なの?」
綾はそう聞いて来た。
「当たり前でしょ。ホラー映画でも、お化け屋敷でも、何なら心霊スポット巡りでも何でも来いよ」
私は綾に舐められないように本の少し、本当にちょっとだけ誇張して返した。
「そう、なら来週の月曜日、予定空けておいてね」
綾はニヤッと笑った。
こうして私の苦行が始まった。