表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

マッカーサーのパイプ ―東京潜伏―

作者:八雲 海
最終エピソード掲載日:2026/06/04
AIシステム「GHA」が都市のすべてを管理する近未来の東京。
配送も、監視も、教育も、歴史さえも――GHAが「最適化」する時代に、職人のテツは誰も見向きもしない廃ビルの修繕を続けていた。
虎ノ門の古いビルで、テツは壁の奥に奇妙なパイプを発見する。
GHQ通信部・第三回線、一九四七年。横田基地まで直通で繋がる、公式記録に存在しないその回線は、今も生きていた。
偶然通りかかった文科省の官僚・ハルトを巻き込み、テツは東京の地下へと潜る。
AIが「崩落率九十八パーセント」と弾き出した銀座の古い郵便トンネル。誰も入れないはずのGHAメインサーバー室。
機械が「不可能」と言う場所を、テツの手だけが通り抜けていく。
壁を叩けば、何が詰まっているかわかる。
コンクリートの音を聞けば、どこに重さがかかっているかわかる。
七十年前のレンガは、今もちゃんと教えてくれる。
デジタルが書き換えた歴史の下に、人間の手が積み上げたものは消えていない。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ