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病弱な幼馴染のために娘の部屋を明け渡せと言われたので、夫ごと捨てます~前世で読んだ物語では娘が死んでから溺愛されるそうですが、そんな展開はお断りです~

作者:小竹X
最新エピソード掲載日:2026/05/09
侯爵夫人ノエリアは、夫ギルベルトから冷遇されながらも、三歳の娘リュシーを守って暮らしていた。リュシーは少しの冷えでも高熱を出す体質で、南向きの療養室とノエリアの地味な《ぬくもり魔法》だけが、娘を健やかに保っている。

そんなある日、夫は病弱な幼馴染リリアを屋敷に住まわせると言い出した。

「リリアには暖かい部屋が必要だ。君とリュシーの部屋を明け渡してくれ」

その言葉を聞いた瞬間、ノエリアは前世の記憶を思い出す。ここは前世で読んだ少女小説の世界。自分は冷遇されても耐え続ける妻で、娘リュシーは、母が夫の幼馴染を看病している間に冷えた部屋で命を落とす。その死をきっかけに夫は妻への愛に気づき、物語は“溺愛”へ進む。

冗談ではない。

夫に愛されるより、娘が今日も温かい部屋で眠れることの方が大事だ。

「分かりました。では、離縁しましょう」

娘の部屋を奪われる前に、ノエリアは屋敷を出る。持参金、療養契約、娘の薬帳、そして夫が見向きもしなかった小さな命を抱えて。

一方、ノエリアの《ぬくもり魔法》と管理に支えられていた侯爵家は、彼女が去った途端、静かに崩れ始める。

これは、冷遇された妻が娘を守るため夫を捨て、温かな居場所と本当の愛を取り戻す物語。
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