表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

『どうぞお好きに』と断ったら、冷酷公爵に本気にされました ――「媚びない女が欲しかった」と言われても困ります。ちなみに私を嵌めた元宰相と元愛人は、まとめて詰みました。

作者:数庭 読み
最終エピソード掲載日:2026/06/02
「妾になれ」

大国アルダの冷酷公爵に、外交の場で突然そう告げられた。
小国ベルタの外交官補佐として同席していた私、ノラ・ベッカーに。

周囲は青ざめた。断れば国が危うい。頷くのが国益だと、全員の目が言っていた。

私は一秒だけ考えて、答えた。

「どうぞ」

戦争でも何でもお好きに。ただし、脅されて頷く妾など、あなたも要らないでしょう——。

公爵は三秒黙った。それから、十年ぶりに笑ったらしい。

「条件を変える。妻になれ」

断っても本気にされた。しかも、なぜか溺愛が始まった。

「断れる人間が欲しかった。俺の周りに、ノーと言える人間が十年いない」

孤独な大国の頂点と、何も持たないが本音しか言えない小国の娘。
釣り合わない二人の、対等な交渉から始まる恋。

そして——私を嵌めて父を失職させた元宰相と、公爵の名を利用し続けた元愛人は、
まとめて、静かに、完璧に、詰んだ。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ