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俺は婚約破棄してねえ!! 〜クソ親父の悪評を押し付けられた王太子、今日も婚約者ができません〜

作者:伊佐波瑞樹
最新エピソード掲載日:2026/11/08
顔よし、家柄よし、仕事もできる。なのに婚約者だけがいません!!

ハトラン王国の王太子、ジルク・シルベスタ。二十歳。

容姿端麗、文武両道、政務にも真面目に取り組む優秀な王太子。

そんな彼には、どうしても解決できない悩みがあった。

――婚約者が、まったくできないのである。

その原因は、ジルク本人ではない。

かつて実の父親が起こした、王国史に残る最悪の婚約破棄事件だった。

無実の婚約者を一方的に捨て、罪を着せ、果ては命まで狙った父親。その悪行によって王家の信用は失墜し、父親自身も王位継承権を失った。

そして、その息子であるジルクには、何の罪もないはずなのに……。

「父親と同じことをするのでは?」

そんな不安から貴族家には縁談を避けられ、令嬢と話そうとすれば警戒される。

普通に挨拶しただけで婚約の打診と誤解され、仕事のために開く交流会まで、いつの間にかお妃選びの会場にされてしまう始末。

「だから俺は婚約破棄してねえって!! したのは親父だろうがあああ!!」

そんなジルクを支えるのは、冷静沈着で容赦なく現実を突きつけてくる側近と、温かくもどこか愉快な国王一家。

それでもジルクは諦めない。

いつか本当に好きな女性と出会い、互いの気持ちを大切にしながら、幸せな家庭を築きたい。

ただ、それだけなのだから。

果たしてジルクは、父親が残した最悪の悪評を乗り越え、自分自身を愛してくれる女性と出会えるのか!?

これは、婚約破棄なんて一度もしていないのに、父親のせいで婚約者ができない不憫な王太子が、恋と結婚と王家の信用回復に奮闘する、勘違いだらけの王宮ラブコメディ!

「頼むから誰か、親父じゃなくて俺自身を見てくれえええ!!」
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