↑ページトップへ

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

婚約破棄をご希望でしたら、契約書の第七条をご確認ください ~王都の水は、わたくしの領地から流れております~

あらすじ
「アデライド・ヴェルネ。お前との婚約を破棄する」

 承知いたしました。ただし、契約書の第七条をご確認ください。

 ――王都の水は、すべてわたくしの領地から流れております。

 建国記念の夜会。三百人の前で、王太子殿下はそう仰いました。理由は「お前には心がない。書類しか見ていない」。

 そのとおりでございます。わたくしは八歳から、王妃になるためだけに育てられました。七か国語と、二十三の税制と、四百年分の条約史。心の使い方は、教科に含まれておりませんでした。

 けれど四百年前、王家はこの地に都を築くにあたって、ヴェルネ家から水を借りております。買ったのではありません。借りたのです。その貸与を十年ごとに更新してきたものが、わたくしと殿下の婚約でございました。

 三日で井戸が濁ります。七日で王宮の貯水槽が尽きます。

 そして王都が渇きはじめた頃、南の国境から旗を上げた馬車が一台。降りてきたのは「氷の狼」と呼ばれる、隣国ガルデニアの軍務卿でした。懐には、八年前の停戦の朝に十歳のわたくしが地面へ腹ばいで書いた覚書を、一枚。

「あなたを、国ごと買いに来た」

 心がないと言われた娘が、契約書一枚で王国を渇かせ、八年ごしの一枚に見つけられるまでの物語です。
本文へのAI利用

AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)

Nコード
N9986MO
作者名
七条 みなも
キーワード
R15 女主人公 西洋 ハッピーエンド 内政 シリアス 婚約破棄 政略結婚 ざまぁ 因果応報 断罪 貴族 公爵令嬢 王太子 執着
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 08月15日 19時42分
最新掲載日
2026年 09月02日 20時27分
感想
2件
レビュー
0件
ブックマーク登録
24件
総合評価
68pt
評価ポイント
20pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
93,245文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N9986MO| 作品情報| 連載(全26エピソード) | 異世界〔恋愛〕
「アデライド・ヴェルネ。お前との婚約を破棄する」  承知いたしました。ただし、契約書の第七条をご確認ください。  ――王都の水は、すべてわたくしの領地から流れております。  建国記念の夜会。三百人の前で、王太子殿下//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。