- あらすじ
- 目が覚めると、そこは真っ暗な空間だった。
なぜか裸。
なのに、自分の体だけははっきり見える。
そして何よりおかしいのは――怖くないことだった。
どうやら僕は、「恐怖心」だけをどこかに置き忘れたまま、日本によく似た異世界へ放り込まれてしまったらしい。
飛騨の国、愛知国、京都帝国、その他いろいろ。
そこでは王が国を治め、英雄がいて、魔王までいる。
見慣れたようで未知なる世界だ。
しかも、この世界には僕以外にも九人の“僕”が存在するという。
彼らはすべて、「真の僕」から生まれた分身。
それぞれが、「真の僕」の長所を極端に尖らせた存在らしい。
長所を尖らせた僕が九人もいるなんて、考えただけで強そうだし、モテそうだし、楽しそうだ!
問題は、その九人のうち、僕に割り振られた長所がかなり妙なものだったことだ。
恐れを知らない。
……いや、かっこよく言えばそうなのだが、実際はただ怖がる機能が行方不明になっているだけである。
危険を前にしても、無駄に冷静でいられる。
偉大な英雄に睨まれても、ひるまない。
おかげで周囲からは勝手に「あいつには何かある」と勘違いされてしまう。
目立っていいことなんて何もないのに……
しかも、その妙な「何かある感」は、女性たちにも刺さってしまうらしい。
長所としてはいまいちパリッとしない気もしていたが、どうやらそう悪くはないらしい。
少しホッとした。
モテるのはいいことだ。
いいことなのだが、嫉妬まで買ってしまうとなると話は別である。
ほどほどにしておかないと。
完全アウェーの異世界で同性を敵に回すなど、考えただけで恐ろしい。
……恐怖心はないのだけれど。
よく考えてみると、その欠けた心こそが、この世界では最大の武器になるのかもしれない。
要は、自分の振る舞い方次第ということだ。
そんなわけで僕は、「真の僕」が壊れるのを防ぐため、旅に出ることになった。
どうやら、魔王を倒せばいろいろうまくいくらしい。
九人の“僕”。
勘違いしてくる英雄たち。
なぜか距離を詰めてくる女性たち。
そして、倒すべき魔王。
真の僕を救うため、異世界を舞台にした少し変わった魔王退治の物語が始まります。
- Nコード
- N6808MB
- 作者名
- カクしかじか
- キーワード
- R15 異世界転移 男主人公 魔王 勇者 チート 冒険 青春 黒歴史 ステータス コメディ 恐怖心 徐々に主人公チート 徐々に主人公最強 進まぬ恋愛
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2026年 04月19日 08時45分
- 最新掲載日
- 2026年 05月09日 20時48分
- 感想
- 1件
- レビュー
- 0件
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- 総合評価
- 12pt
- 評価ポイント
- 8pt
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- 文字数
- 66,260文字
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九人の僕がいる半分異世界 〜恐怖心だけ置いてきたので、残りの僕を探して魔王を倒します〜
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連載(全23エピソード)
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ハイファンタジー〔ファンタジー〕
目が覚めると、そこは真っ暗な空間だった。
なぜか裸。
なのに、自分の体だけははっきり見える。
そして何よりおかしいのは――怖くないことだった。
どうやら僕は、「恐怖心」だけをどこかに置き忘れたまま、日本によく似た異//
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