- あらすじ
- 「お前の代わりなどいくらでもいる」
王太子殿下はそう仰って、真実の愛だという男爵令嬢を隣に立たせた。結構でございます。
六歳で婚約者に上がってから二十年。病に伏せる王妃陛下に代わって、社交の裁定も、冬の炭の割り当ても、諸侯夫人の序列も、この手で回してきた。世に言う〈王妃業〉である。
「承知いたしました。では、王妃業全437項目、後任の方へ丁寧にお引き継ぎいたします」
翌日から、わたくしは丁寧に引き継いだ。
第一項、冬の炭の割り当て。――三日後、王宮の北棟が冷えた。
一項目お渡しするたび、王宮の何かがひとつ止まる。後任の令嬢は三日で音を上げ、王太子殿下の机には陳情が積み上がる。そして、隣で見ていた国賓の王弟殿下だけが、なぜか目を輝かせていく。
「代わりはいくらでもいる」が本当かどうかは、引き継いでみれば分かりますわ。
――ところで王弟殿下。あなたの治める国の官職に、空きはございまして? - Nコード
- N5899MR
- 作者名
- 月城 友麻
- キーワード
- コミックルーム大賞 アイリスIF9大賞 ESN大賞11 女主人公 職業もの ハッピーエンド ざまぁ 婚約破棄 お仕事 転職 大人の恋
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 09月01日 01時08分
- 感想
- 1件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 4件
- 総合評価
- 136pt
- 評価ポイント
- 128pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 8,126文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「お前の代わりなどいくらでもいる」と婚約破棄されましたので、王妃業全437項目、丁寧にお引き継ぎいたします ~最後、殿下は「代わりが、ひとりもいない」と仰いました~
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N3815MZ|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「お前のような女は、十年経っても誰にも選ばれない」
婚約破棄の広間で、王太子ジェロルド殿下にそう笑われた直後、私は杯を落として倒れた。
次に目を開けると、枕元で見知らぬ青年が泣いていた。
「十年です。十年、お待ちし//
N2690MZ|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「お前の代わりはいくらでもいるんだよ」
課長の口癖を聞きながら、俺は三十一で机に突っ伏して死んだ。
かわいそうに思った女神が、鑑定スキルと無限の魔力をくれた。生まれ変わった先は王様の娘。やった、今度こそ働かなくていい//
N0273MZ|
作品情報|
連載(全5エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「毒婦ジネーヴラに、毒杯を」
十八歳の冬、若い皇帝の署名ひとつで、私の人生は終わった。皇太后陛下に毒を盛ったのは私ではない。けれど、誰も聞いてくれなかった。
――目を開けると、天井に金の星が描いてあった。小さな手。小さな//
N4255MY|
作品情報|
連載(全4エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「聖女マドロンへの毒殺未遂。アルメル、お前との婚約を破棄し、処刑人の家へ嫁がせる」
王太子シジスモン殿下の声に、大広間が息を呑んだ。
処刑人。誰も握手をしない、誰も名前を呼ばない家。
殿下の腕にすがる聖女さまが、涙//
N9783MX|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「そのガラクタで、うちの船に勝つつもりか?」
船商会の主人が笑う前で、十九歳のロアルは財布を開いた。買うのは、前の人生で自分を破産させた船だ。
六十七歳で生涯を終えたはずの彼は、最初の船を買う朝へ戻っていた。あの日の//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。