- あらすじ
- 公爵令嬢セシリア・ヴァン・アルディスは、王太子の婚約者でありながら、「男爵令嬢を毒殺しようとした」という濡れ衣を着せられ、断頭台にかけられた。
――処刑の瞬間、彼女が最後に見たのは、涙を流す王太子の隣で、確かに微笑んだ男爵令嬢の顔。
死んだはずのセシリアが次に目覚めたのは、冷たい解剖台の上。ただし、自分の遺体の中ではない。彼女の遺体を検分している、王国唯一の女性検屍官――変わり者と噂される伯爵令嬢オリヴィア・ネイの身体の中だった。
オリヴィアは呟く。 「……この死斑の出方、絞頸痕の角度。あなた、斬首される前に、既に一度殺されかけているわね?」
セシリアの意識は理解する。自分は、断頭台の前に別の方法でも殺されようとしていたのだと。
かくして、憑依された検屍官令嬢オリヴィアと、憑依した元悪役令嬢セシリアの奇妙な二人三脚が始まる。死体は嘘をつかない。残された微細な痕跡、毒物の残滓、不自然な傷。二人はそれらを論理的に読み解き、セシリアを陥れた真犯人と、王国の中枢に巣食う連続毒殺事件の闇へと迫っていく。
やがて明らかになる、「悪役令嬢セシリア」というレッテルそのものが、何者かに用意された筋書きだったという真実。
これは、殺された令嬢が、自らの死を検死することで真実を暴く物語。 - Nコード
- N5228MO
- 作者名
- kaka
- キーワード
- キーワードが設定されていません
- ジャンル
- 推理〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 08月06日 10時26分
- 最新掲載日
- 2026年 08月12日 19時28分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 2件
- 総合評価
- 4pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 22,447文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冤罪で処刑された悪役令嬢ですが、私を殺した本当の犯人を暴くため、王国一の検屍官令嬢に憑依しました 〜死体は嘘をつかない。あなた方の罪、全て解剖して差し上げます〜
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N4344MQ|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
高校二年の綾瀬深春(あやせ・みはる)には、人に言えない力がある。
「乾ききっていないインク」に触れると、それが書かれた瞬間の六秒間を、書いた人間の目で追体験できる――そんな、使い道のない力。
亡き祖母仕込みの「くずし//
N4338MQ|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
空想科学〔SF〕
七瀬心春には、誰にも言えない秘密がある。
「感情遅延症候群」——出来事に対する自覚的な感情だけが、正確に三日後に遅れて届くという、極めて稀な体質だ。だから心春は、いつも自分の心に一番遅れて気づく。楽しいはずの日に涙が止//
N4334MQ|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
推理〔文芸〕
千駄木にある小さな古書店の孫娘・綴葉しおり(つづは しおり) 、16歳。
彼女には秘密がある。古い本に触れると、その本が最後に読まれた瞬間の記憶が流れ込んでくるのだ。誰が、どんな部屋で、どんな気持ちで、その頁を閉じたの//
N4329MQ|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
推理〔文芸〕
高校二年生・灰島燈(はいじま・とも)は、他人が72時間以内にやらかす後悔の匂いだけを嗅ぎ分けられる。浮気の匂いは腐った蜜柑色、万引きは錆びた鉄の匂い、自死の匂いは――澄みきった、真夏のプールの塩素。
匂いを消すには、当//
N8033MP|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
――血の海で、伯爵夫人はいつも嗤っていた。
《赫い伯爵夫人》エルジェーベトに攫われた少女リリアナは、不幸にも「成功例」だった。彼女の牙にかかった者のほとんどは、全身の穴という穴から血を噴き出して死ぬ。それを見て嗤う主人//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。