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ファンタグレープ・カンバセーション

あらすじ
少し不思議で無意味な僕たちの日々

◆◆◆

午後三時。
校舎の屋上で飲んだファンタグレープの味を、今でもときどき思い出す。
誰が先にそこにいたのか、何を話したのか、はっきりとは覚えていないのに。

この学校では、ときどき誰かがいなくなる。
理由もなく、行き先もなく、ふと姿を消す。
でも、それはいつも午後三時の出来事だった。

陽太は、月見すずと出会ったあの日から、
他愛のない会話を重ねるようになった。
彼女のことかもしれないし、あの時間のことかもしれない。
あるいは、自分自身のことだったのかもしれない。

午後三時にしか話せないことがある。
誰かと話したかったのか、それともただ、聞いてほしかったのか。
何者にもなれず、どこにも行かず、すべての理不尽はまったく解決なんてしないけれど、
それでも小さな会話の断片は、永遠のように残る。

これは、
午後三時という名の「どこにも行かない会話」の記録。
あの時間に、君と話したことの——
Nコード
N4961MF
作者名
河原割
キーワード
シリアス ほのぼの 男主人公 学園 現代 日常 青春 不思議
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 05月20日 20時00分
最終掲載日
2026年 06月03日 15時30分
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文字数
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