- あらすじ
- 侯爵令嬢リディアは、王太子レオンハルトの婚約者として王宮に出入りしながら、実は誰にも評価されぬまま王家の薬花園を支えてきた。彼女の持つ「春告げの加護」は、傷んだ土を癒やし、希少な薬花を咲かせる地味な力。王都で使われる高級薬や香油は、その収穫に大きく頼っている。
けれど大舞踏会の夜、レオンハルトは華やかな光魔法を使う伯爵令嬢セシリアを伴い、「土まみれの女は未来の王妃にふさわしくない」と婚約破棄を宣言。静かに一礼したリディアは、婚約解消に伴い、自らの持参金と管理権で成り立っていた王家の薬花園、希少種の種子、栽培権を引き上げると告げて王宮を去る。
彼女に手を差し伸べたのは、隣国で“冬の公爵”と恐れられるアドリアン。凍てつく領地を救ってほしいと請われ、初めて人として尊重されたリディアは、彼の不器用な優しさに少しずつ心をほどいていく。
一方、薬花園を失った王都では薬不足と財政難が始まり、レオンハルトは自分が捨てたものの大きさを思い知る。春の交易祭で再会したとき、リディアの隣にいたのは、もう彼女を手放すつもりのない公爵だった。いまさら謝られても、もう遅い。春は、彼女が選んだ場所にしか咲かないのだから。
- Nコード
- N3906ME
- 作者名
- カルラ
- キーワード
- 婚約破棄 ざまあ 令嬢 溺愛 ハッピーエンド 領地経営 今更もう遅い
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 05月18日 19時40分
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- 文字数
- 8,491文字
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婚約破棄ですか? では王家の薬花園は返していただきますね。土まみれ令嬢の私は冬の公爵に見初められたので元婚約者が後悔してももう遅い
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