- あらすじ
- 「マリエル、婚約を解消する」
夜会の中央で、第二王子ヴィルヘルムから一方的に婚約解消を告げられた侯爵令嬢マリエル・ダーウェント。おまけに「持参金の返還は不要、贈答品も王家の所有物とする」という、彼女に一方的に不利な条件まで突きつけられる。
「恐れながら、王室婚約規定の第七条をご確認いただけますでしょうか」
マリエルは動じず、静かに条文を諳んじた。
社交界で「大人しく地味な令嬢」と言われ続けてきた彼女には、誰にも言わずに続けてきたことがあった。婚約が決まった日から、王室婚約規定と王室法典を、隅々まで読み込んでいたのだ。
「そんな条項、聞いたことがない」
「控えは、王室文書館と実家の両方に保管されているはずです」
一つ、また一つと、ヴィルヘルムの見落としが規定の条文と共に明らかになっていく。顔色を失っていく王子。
その条項、殿下がお忘れのようですので確認いたします。
- Nコード
- N3831MP
- 作者名
- 久留トガ
- キーワード
- 西洋 中世 婚約破棄 ざまぁ 令嬢 契約 規定 王子 逆転 短編 一話完結 ハッピーエンド
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 08月13日 15時00分
- 感想
- 1件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 15件
- 総合評価
- 1,032pt
- 評価ポイント
- 1,002pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 5,016文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その条項、殿下がお忘れのようですので確認いたします
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N5650MP|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「祖母の名誉を、どうか回復していただきたいのです」
王室文書院の記録官ヴィンターは、十年前に横領の疑いで婚家を追われ、失意のうちに亡くなった伯爵未亡人エルスベートの名誉回復請願を受理する。
調べを進める中、文書庫の奥//
N3953MP|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
王立発明博覧会の壇上で、妹セレスティーヌが「携帯型浄水魔導具」を自らの発明として発表しようとする。「天才発明家」と社交界で持て囃される妹の陰で、地味な令嬢と呼ばれてきた姉クレアシオンは、三年かけてその魔導具を開発した本人//
N0560MA|
作品情報|
連載(全64エピソード)
|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
「魔力がない? 結構です。帳簿さえあれば、俺には十分です」
経営コンサルタントのカイトは、幼馴染の勇者・シグとともに異世界に召喚された。
しかし魔力ゼロと判明した瞬間、第一王子エドワードに即座に追放される。
行き場を//
N5578MP|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
病弱な父に代わり、五年間アーレンス伯爵領の経営を切り盛りしてきたレオノーラ。荒れていた領地を立て直し、近隣でも指折りの収益を上げるまでになった。
「これ以上、お前一人に無理はさせられない」
「ちょうどいい許婚が見つかっ//
N5646MP|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「毒見をお願いね」
伯爵令嬢フィリシア様は、紅茶を出されるたび、当然のようにそう言う。跡目を狙う従兄一家が命を狙って企みを仕掛けるたび、その被害はことごとく、フィリシア様の地味な習慣によって未然に防がれてしまう。
毒//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。