- あらすじ
- 朝、目を覚ますと、右足の親指だけが寒かった。
破れた五本指ソックスの中からこぼれたのは、小さな白い破片。
それに触れた瞬間、私は五つの塔を持つ城の前に立っていた。
親指の塔、人差し指の塔、中指の塔、薬指の塔、小指の塔。
そこに眠っていたのは、忘れたふりをしてきた痛みと、
捨てられなかった小さな我慢だった。
まだ使える。
まだ大丈夫。
そう言い聞かせて残してきたものが、いつの間にか私を冷やしていた。 - Nコード
- N2058ML
- 作者名
- 春凪とおる
- キーワード
- シリアス 現代 日常
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 07月13日 09時07分
- 最終掲載日
- 2026年 07月15日 07時32分
- 感想
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- 文字数
- 5,067文字
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五つの塔の城
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