- あらすじ
- カナクの状況報告を受けたノード政府は既にカナク警備隊の完全撤退命令を出していた。警備隊はサラルが襲撃してこない昼間のうちにカナクから撤退する事になり、三隻の船に死傷者も含めた隊員五百名と十数台のユニコーン型ロボを乗せてカナクの港を離れる事になった。隊員達が乗り込んだ船からは、遠ざかっていくカナクのドーム群と港に取り残された4台の警備ロボットの姿が見えた。警備隊員達が去った後も、4台の警備ロボットは無人となったカナクの港を守り、サラルと戦い続けた。そして最後の1台が燃料バッテリー切れになるまで戦い続けた後、サラルの槍により破壊され機能を停止した。
ドローンの調査では、カナク撤退以降、島を占拠するサラルの数は5万匹を遥かに超え、サラルの群れがノードに近い山岳地帯にも進出してきている状況が見られた。いずれ数万匹のサラルがノードに押し寄せて来る事が予想された。生き残りの人類として、ノードから撤退するという選択は有り得なかった。西の大陸にも東の大陸にもサラルが満ちている。しかも、この地より南の大陸は植物の育たない熱暑の地であり、この地より北にある小さな島々では人々が生き残る事は出来ない。人類の未来はノードの存続にかかっていた。
この島の気候は、冬の数か月を除いては相変わらず人類の生活に適したものとは言えなかった。しかし近年はわずかではあるが気温が低下している兆候が見られ、ノードのドーム周辺では砂糖きびやパイナップルなどの作物の周りに白い花をつける雑草が育つ光景が見られた。ドームの北側の海岸沿いの砂浜には数百本のヤシの木が立ち並び、その向こうには白い雲が浮かぶ空の下、青く輝く北極海が穏やかに広がっていた。 - Nコード
- N0116MI
- 作者名
- 島石浩司
- キーワード
- シリアス 男主人公 女主人公 未来 ロボット ミリタリー ディストピア SF 人類の未来 最終戦争 ポストアポカリプス 世紀末 核戦争
- ジャンル
- パニック〔SF〕
- 掲載日
- 2026年 06月10日 16時51分
- 最新掲載日
- 2026年 06月25日 16時03分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 26,514文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人類最後の地 Ⅳ共存の地
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N0116MI|
作品情報|
連載(全13エピソード)
|
パニック〔SF〕
カナクの状況報告を受けたノード政府は既にカナク警備隊の完全撤退命令を出していた。警備隊はサラルが襲撃してこない昼間のうちにカナクから撤退する事になり、三隻の船に死傷者も含めた隊員五百名と十数台のユニコーン型ロボを乗せて//
N0202LJ|
作品情報|
連載(全14エピソード)
|
空想科学〔SF〕
こうして400名の「サラル討伐隊」の態勢が整い、翌朝辺りが明るくなる時刻を待ち、南北方向に並んだノード隊・カナク隊の70台の新型ジープが進撃を開始し、攻撃用ドローンが一斉に飛び立った。サラルの群れを捉えた攻撃用ドローン//
N0199LN|
作品情報|
連載(全27エピソード)
|
パニック〔SF〕
我々が向かう「北の列島」は、かつて世界有数の経済大国「日本国」だった。
その「日本国」の状況は十年程前に一変した。領海に侵入してきたP国漁船との小さな争いが、あっという間に全面戦争へと拡大し、P国の核ミサイルが、自//
N6857LP|
作品情報|
連載(全15エピソード)
|
歴史〔文芸〕
ヒタ国の人々の中には旧わの国の西崎にいた拝み人たちも暮らしていた。その中にミコという名の、輝くばかりの美しい少女がいた。その評判はヒタ国中に知れ渡り、ミコの声と姿を見るために多くの人が拝み人の社に詰めかけ、貢物をするよう//
N8036KU|
作品情報|
連載(全15エピソード)
|
空想科学〔SF〕
カナクのアイドル的存在のエミーは、ノードでも大人気となり、カナクとノードの友好3年目の行事でノードに招待され、千人近い大観衆の前で歌を披露する事になった。観衆は、「マイファニーバレンタイン」の歌声に涙し、「スタンドバイ//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。