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サービス終了したゲームの世界で、俺はまだラーメンを作っている

作者:アザネ
2024年8月30日。
長年プレイしてきたBCG《麺屋ドラゴンラーメン》は、
サービス終了とともに静かにその歴史を閉じた。

――本当に、終わったはずだった。

それから一年。
ふとした再接続の夜、俺は湯気と光の渦に呑まれ、
気がつくと“ゲームの舞台・メニャータ”の大地に立っていた。

しかも俺の身体は、かつて自分が操作していたキャラクター――
調理師ロンのものになっていた。

魔物の肉でスープを取り、
ドラゴンの骨で出汁を取る世界。
しかしそこは、サービス終了後の“忘れられたメンドラ”で、
ゲーム内の記録やデータはすべて消え去っている。

けれど俺は知っている。
あの味も、あの湯気も、あの仲間たちも――
記録が失われても、世界から消えてはいない。

たとえゲームが終わっても。
たとえ世界がリセットされても。

俺は、もう一度ラーメンを作る。
あの店で叶えられなかった“続き”を、この世界で。

これは、
サービス終了したゲームの中で“再び生き直す”料理人の物語。
2話 ありがとう、メンドラ。
2025/11/13 08:11
3話 湯気の中の声
2025/11/13 16:23
4話 境界のひび割れ
2025/11/14 07:23
7話 聖夜の奇跡
2025/11/15 13:45
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