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【短編】月影の記憶 -茶会-

作者:しまゆり
最終エピソード掲載日:2026/05/29
春の陽射しが差し込む宮殿の縁側で、姫は道隆と団子の話に花を咲かせていた。
好きな味や市の名店、季節限定の餡――無邪気に笑う姫を、道隆は穏やかに見守る。

その様子を柱の陰から眺めていたのは、賢木と政朝。
決して甘い空気ではない。けれど、二人の間に流れる穏やかな空気に、なぜか割り込めない。

姫の提案で開かれることになった「団子の宴」。
賑やかに笑う姫を前に、それぞれが複雑な想いを抱えていく。

夕刻。
賢木と道隆は静かな回廊で向き合う。

姫が笑うことは嬉しい。
だが、その笑顔を誰かと分かち合うことに、胸の奥がざわつく。

不器用な独占欲、穏やかな理解、騒がしくも温かな距離感。
春風のようにやさしい時間の中で、少しずつ変わっていく彼らの関係を描いた一幕。
姫と道隆のお団子談義
2026/05/16 12:10
春の市 -政朝と町へ-
2026/05/19 21:20
兄様の機嫌
2026/05/22 20:30
茶会は恋話で
2026/05/26 20:06
茶会の終わりに
2026/05/29 19:00
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