表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

あの丘の黄色いポスト

作者:統神斎猫丸
最新エピソード掲載日:2026/07/16
海沿いの町はずれ、バス停から急な坂を十五分ほど登った名もない小さな丘の上の公園に、一つの古びた黄色い郵便ポストが静かに立っている。遊具とベンチが二つあるだけの平凡な場所だが、そこからの海と水平線の眺めは格別だ。
そのポストは郵便局のものではなく、錆びを丁寧に塗り直された黄色い姿をしている。投函口の上には小さな木の板がかけられ、こう記されている。
①このポストは郵便局のポストではありません。
②もう会えない人へ、手紙を書いてください。
③ポストの使用は一人一回限りです。
集荷はなく、管理者も不明。誰がいつから置いたのかもわからないまま、何十年も桜の古木の下でそこにあり続け、地元の人々の間で「あの丘のポスト」と静かに語り継がれてきた。亡くなった大切な人へ、想いを届けるためのポストとして。
この物語は、そんな特別な黄色いポストを訪れたさまざまな人々の、それぞれの想いと別れと再生の物語である。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ