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『浪人捨蔵 〜生首の道標〜』

作者:少年鉄也
最新エピソード掲載日:2026/10/25
大坂の陣から20年。泰平の世に取り残され、極貧生活を送る元武士・宮本捨蔵。
ある日、彼の元に一人の農民が這いずり込む。農民の村は、幕府に隠した「秘密の水田」で命を繋いでいたが、凶悪な野盗に目を付けられていた。
役所に頼れば「隠し田」の罪で村ごと死刑。逆らえば野盗に皆殺し。
絶望した農民が命がけで差し出したのは、わずか三升の「白米」だった。
「病床の妻に、一度でいいから美味い米を腹一杯食わせたい」――その飢えと愛だけを理由に、捨蔵は愛刀『無骨』を抜き、再び血の海へと身を投じる。
しかし、それは「戦国の亡霊」たちが、江戸という巨大な社会システムにすり潰されてゆく地獄の始まりだった。
刀一本で時代に抗う男の姿を描く、骨太・硬派の歴史暗黒小説。
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