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追放された外れ荷物持ち、実は迷宮の声が聞こえる最強探索者でした〜《荷物整理》だと思われていた俺のスキル、真名は《迷宮整序》だった〜

作者:赤枝しゅん
最新エピソード掲載日:2026/05/18
 Aランク昇格目前の有名パーティ《白銀の剣》。
 その中で、レント・アッシュベルは荷物持ちとして働いていた。

 彼のスキルは《荷物整理》。
 収納袋の中身を整えるだけの外れスキル。
 仲間たちからは、戦闘に役立たない無能だと見下されていた。

 だがレントは、誰よりも迷宮を見ていた。

 壁の傷。
 床の湿り気。
 魔物の足跡。
 罠の位置。
 帰り道の危険。

 仲間たちは知らなかった。
 自分たちが無事に帰れていたのは、レントが黙って危険を避けていたからだと。

 ある日、レントはリーダーのヴァイスから追放される。

「お前はもういらない。荷物持ちなら、もっと安く雇える」

 少なすぎる報酬だけを渡され、レントは一人で迷宮へ向かう。
 そこで彼は、自分の外れスキルの本当の名を知る。

《荷物整理》の真名は、《迷宮整序》。
 それは、迷宮の傷、罠、魔物の痕跡、隠された通路、そして“迷宮の声”を読み解く力だった。

 レントを失った《白銀の剣》は、今まで当たり前に避けられていた罠を踏み、攻略に失敗していく。
 一方レントは、失敗作と呼ばれた魔法使いミリア、義手の盾役ガルド、足音を消す斥候セラ、発明好きの少女ニアと出会い、壊れた迷宮とギルドの隠された闇に踏み込んでいく。

 ダンジョンは嘘をつかない。
 嘘をついているのは、いつも人間の方だ。

 これは、捨てられた荷物持ちが、誰も見ていなかったものを見抜き、仲間とともに最深部へ進む成り上がり冒険譚。
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