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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

砂の街の狩人と紅晶の竜巫女

最新エピソード掲載日:2026/11/04
――『足元に注意しろ。この先、沼があるぞ』

天井からの奇襲に舌打ちし、泥沼を這いずり回り、振りかぶられた大槌の隙に鉛弾を撃ち込む。
酸の飛沫から逃げ惑い、間一髪で昇降機へ転がり込む。

命からがら持ち帰った核を銀貨に変え、今夜のパンと安酒を啜る。

それが、この街で生き残るためのすべてだ。

教会の手すら届かぬ、自然発生の未指定領域。
そこは、欲をかいて足を滑らせた者から順に死体となって床を肥やす、泥臭い死線。

飢えた「生体刀身」を振るう野良狩人のヴァルと、紅水晶の角と翼を隠し持つ竜巫女のシオナ。

互いに素性は問わない。
領域の瘴気を払う竜の吐息と、異形の肉を喰らわせて研ぎ澄ます血塗れの刃。
泥に塗れて獲物を解体し、変異核を銀貨に変え、今夜の煤けたパンと安酒を啜る。

だが、地底の最奥から、鳴るはずのない「古き鐘」の残響が響き始めていた――。

――理不尽に抗い、死線を這い回るハードボイルド・ダークファンタジー。
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