忘れもの図書室の夜間司書
最終エピソード掲載日:2026/07/09
閉館後、わたしたちは誰かの『忘れもの』を返しにいく。町立日向坂図書館で働き始めた臨時司書・倉橋詩乃は閉館後、地下書庫の奥にある不思議な部屋へ迷い込む。そこは、人が人生の途中で置き忘れた言葉や記憶、気持ちが集まる「忘れもの図書室」だった。古いしおりから生まれたねずみ・栞丸と、無口で慎重な先輩司書・瀬尾灯里に導かれ、詩乃は夜間司書見習いとして忘れものを持ち主へ返す仕事に関わることになる。亡き母の読み聞かせを忘れた少年。好きだった絵を諦めようとする高校生。遠い昔の約束を胸にしまった老婦人。けれど、忘れものは、ただ返せばよいわけではない。受け取る時や届け方を間違えれば、過去の記憶は新しい傷にもなってしまう。誰かの言葉を届ける中で、三年間小説を書けずにいた詩乃もまた、自分が置き忘れてきたものと向き合い始める。本と記憶をめぐる、静かな夜の図書館ファンタジー。
第一話 閉館後の声
2026/06/27 17:00
(改)
第二話 忘れものは本ではない
2026/06/27 17:10
(改)
第三話 読書感想文が嫌いな少年
2026/06/28 12:00
第四話 夜間司書見習い
2026/06/28 17:00
第五話 好きだったものの絵
2026/06/29 12:00
第六話 返せばいいわけじゃない
2026/06/29 17:00
第七話 瀬尾灯里の棚
2026/06/30 12:00
第八話 返せなかった詩集
2026/06/30 17:00
第九話 忘れたふりも、生きるため
2026/07/01 12:00
第十話 透子という名前
2026/07/01 17:00
第十一話 倉橋詩乃の落選作
2026/07/02 17:00
第十二話 相手は忘れていても
2026/07/03 17:00
第十三話 棚が鳴く夜
2026/07/04 17:00
第十四話 返事のないノート
2026/07/05 17:00
第十五話 花村透子は待っていない
2026/07/06 17:00
第十六話 わたしが置き忘れた物語
2026/07/07 17:00
第十七話 夜明け前の返却作業
2026/07/08 17:00
最終話 朝の図書館で書き始める
2026/07/09 17:00