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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

【 槍と白い闇 】

作者:エド
最新エピソード掲載日:2026/09/04
2008年、8月。受験を控えた諏訪二葉高校3年D組の仲間たちにとって、それが最後の夏休みだった。

幼少期にインドネシアの南カリマンタン州から日本へ移住してきた少年・エドは、三人の同級生――宮越 綾乃(みやこし あやの)、小林 拓海(こばやし たくみ)、山崎 柊斗(やまざき しゅうと)と共に、北アルプスの名峰・槍ヶ岳(標高3,180m)の山頂を目指していた。目的はただ一つ。かつてこの山で命を落とした親友・上条 悠人(かみじょう はると)の追悼のため。

しかし、夏のアルプスは彼らを優しく迎え入れなかった。突如として襲いかかる激しい「ゲリラ豪雨」と濃霧。ガラケーの電波は途絶え、四人は完全に孤立する。

極限状態の山小屋、そして視界を奪う白い闇の中で、猜疑心が静かに狂気を生んでいく。山崎 柊斗のデジカメが捉えた奇妙な違和感――写真に写る影の数は、四人ではなく、なぜか「五人」だった。高山病の幻覚か、それとも――。

誰が嘘をついているのか。誰が復讐を誓っているのか。槍の刃先のような垂直のハシゴを登り詰めた先で、エドが目にする衝撃の真実とは。

逃げ場のない標高3,000メートルの世界で繰り広げられる、罪と罰の山岳サイコスリラー。
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