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条件に合う花嫁を探してほしいと言われましたが、最後に残ったのは私でした

作者:岸根しき
最新エピソード掲載日:2026/08/05
「私の花嫁を探していただきたい」

初対面のローデン侯爵から、突然そう依頼された伯爵令嬢アデル。

侯爵は爵位も財産も容姿も申し分なく、昨年だけで二十七件もの縁談が届いていた。
ところが、実際に面談した六人とは、一人も二度目へ進んでいない。

理由を聞いてみれば、彼は学問を続けたい女性には学院への推薦状を書き、幼なじみを想う女性の結婚を後押しし、借金のために嫁がされそうな女性には仕事まで紹介していた。

どうやらこの侯爵様、花嫁候補を幸せにしすぎて、自分の花嫁だけを見つけられないらしい。

高額な報酬と引き換えに、アデルは侯爵の花嫁探しを引き受ける。
すると侯爵からは、なぜか「あなたの夫も私が探す」と提案されて――。

侯爵の花嫁を私が探し、私の夫を侯爵が探す。
条件に合う相手を探していた二人が、条件書には書けない気持ちに気づくまでの、じれじれ婚活ラブコメ。
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