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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

主人公を殺すたび、俺のチート装備が増えていく ~その聖剣、前に俺が殺した勇者のなんだけど~

作者:レイヴ
最新エピソード掲載日:2026/11/03
最強配信者を殺しに来た田中は、その聖剣に見覚えがあった。
三年前、別の世界で自分が殺した勇者の剣だ。
しかも、その魔法を止める鞘なら、今も手元にある。

「じゃ、ぼちぼち殺すか」

世界を渡り、勝ち上がった「主人公」を殺す。
それが田中の仕事だ。

田中は、世界が主人公のために用意する、都合のいい偶然を外せる。
ただし、剣技も魔法も鍛えた身体も、そのまま残る。
補正を外したからといって、正面から勝てるわけではない。

使うのは、過去の仕事で集めた道具と経験。
切り札は拳銃と、不意を突いた攻撃を防御無効にする〈貫通〉。
一仕事終えれば、相手の道具を一つ持ち帰れる。
しくじれば、自前で集めた復活の道具が一つ減る。

最強配信者の次は、追放から成り上がった剣士。
その次は、断罪をくつがえし、人々に慕われる公女。
英雄だろうが、善人だろうが、報酬が出るなら殺す。

ところが、昔殺した英雄たちの遺品が、別の世界で新たな主人公の手に渡っていた。
田中が手放していない装備にまで、次の買い手がついている。

誰かが、田中の仕事で儲けている。
自分の装備まで売られる前に、少し話を聞きに行こう。

口うるさい連絡係には土産をねだられ、殺した配信者の相棒には世界を越えて追いかけられる。
それでも田中は飯を食い、道具を選び、次の主人公を殺しに行く。
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