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聖女は祈れと言われたので、全員で帰省します ~搾取神殿が三日で崩壊するまで~

作者:月代
最新エピソード掲載日:2026/06/27
「聖女は清貧であるべきです」

そう言われて、リーゼに与えられたのは
無給・睡眠不足・薄いスープ・終わらない祈り。

その裏で、神殿は信徒の寄進をこっそり私腹に。
歴代の聖女たちは、若くして使い潰され、墓標になっていた。

――おかしい。これは、ぜんぶおかしい。

リーゼは気づく。
「聖女を辞めてはいけない」なんて、どこにも書かれていないことに。

帰る場所のない仲間には「なら私の村に来て」。
皮肉屋の最年長も、孤立した少年聖女も巻き込んで。

一人で戦わない。仲間を増やして、全員で勝つ。

そして決行の夜明け前。
聖女たちは荷物を背負い、いっせいに王都を去った。

結界が落ちる。浄化が止まる。治癒が消える。
神殿は、たった三日で崩れ落ちた――。

これは、使い潰されることをやめた少女たちが、
「祈れ」ではなく「祈りを選ぶ自由」を手にするまでの物語。

我慢は、もう終わり。全員で、帰ります。
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