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星の魔力と探検家

作者:早宮晴希
最新エピソード掲載日:2026/10/19
能力のすべてを電脳の世界に預けた人類。
手に持つ端末ですべてを知れる。
声に要望を乗せれば、それに答えて変わりの機械がすべてこなしてくれる。
技術、知恵、知識。
そんなものを持ち合わせずとも、生きていけた。
生きていけてしまった。

だから、電脳の世界が壊れるなんて想像できない。
だからこそなのかもしれない。

――世界最大の大陸。
その大陸をすべて巻き込む事態が発生する。
人類に命じられて機械が奔走した。

だが解決策は電脳世界にはない。
何せ、誰もその対策を練らなかった。考えなかったから。
それでも知らないなりに機械は考え、一つの解決策を編み出した。

……しばらくして――――

大陸の半径ほどが爆心地となる大きなクレーターが中央にできていた。
人類の九割を亡くし、大陸の外周部で細々と生き残った者たちがいた。
被害は大きく、まともな建物なんて立ってはいない。

それでも生きようとした。
でも、どうやって生きればいい?
その答えを誰も持ち合わせていない。

電脳から切り離された端末を手に答えを求める―――。

――――それから100年。
何とか生きながらえた人類は、悪戦苦闘しながらも生きていた。
電脳の欠片となった端末を使い、知識を得、知恵を絞り生きる術を習得していった。
次第に技術を身に着けた職人も生まれる。

それでも限界はあった。得られる知識に偏りがある。
それに、電脳の欠片となった端末の寿命だ。
寿命を迎え、起動しなくなった端末は数知れず。

近場の探索は終えてしまった。

だからこそ、大陸の中央にはきっと……今までになかった知識や知恵が眠っているはずだ。

それらを探しに向かった一人の青年がいた。

そこで彼が目にしたものは、希望か絶望か。はたまた、真実か。
前文明の痕跡①
2026/09/14 17:00 (改)
前文明の痕跡②
2026/09/24 18:00
前文明の痕跡③
2026/10/19 17:30
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