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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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七月二十八日

絵:団地。階段。手すり。階段の手すりを赤で塗ったら、赤が少しだけ薄くて、何度重ねても同じ赤でした。階段の段の影が全部そろっていて、右下に向かっていました。左下には影がありませんでした。団地の窓を描こうとしたら、四つあるはずなのに三つしか描けませんでした。空いた場所が白いままで、鉛筆がすべりました。


天気:晴れ

気温:最高気温33℃/最低気温26℃


内容:今日は団地の前を通りました。階段の影が全部同じ向きでした。前はもっとばらばらだったと思います。窓が一つだけなかった気がしました。でも、団地の人はふつうに歩いていました。ぼくは少しだけ変だと思いました。でも、たぶん見えにくかっただけです。


※影は右下にしかありませんでした。

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