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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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七月二十九日

絵:公園。すべり台。

すべり台の影が、いつもより短かったです。

黒で影を塗ったら、少しだけ広がりました。

広がったのか、ぼくが広げたのかは分かりません。

砂の色を重ねても、影のまわりだけ砂が薄くなりました。


天気:晴れ(空の青が昨日より少しうすい)

気温:最高気温33℃/最低気温26℃と書いてありました


内容:今日は公園に行きました。

すべり台の影が短くて、見ていると少しだけ動いた気がしました。

でも、たぶん気のせいです。

砂場のへこみが昨日より浅くなっていました。

誰かが直したのかもしれません。

ぼくはすべり台の影をもう一度見ました。

帰るときも、同じ短さでした。


※砂のへこみは、帰るときも浅いままでした。

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