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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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七月二十六日

絵:商店街。看板。道の上の旗。旗がゆっくり揺れているように見えました。でも、描こうとしたら全部同じ向きになりました。赤い旗も青い旗も、同じ角度でした。色鉛筆で赤を塗ったら、赤が少しだけ薄くて、何度重ねても濃くなりませんでした。看板の文字を黒でなぞったら、紙の上で文字が少しだけ沈んでいく感じがしました。道の端の影は、描こうとしても出ませんでした。


天気:晴れ

気温:最高気温34℃/最低気温27℃


内容:今日は商店街に行きました。パン屋さんでパンを買いました。道にかかっている旗が全部同じ向きでした。風はなかったと思います。お店の人は「今日は暑いね」と言いました。ぼくは旗の向きが気になりました。でも、たぶん風です。


※旗の向きは、帰るときも同じでした。

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