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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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七月二十五日

絵:家の前の道。電灯。影。電灯のまわりに虫が集まっていました。でも、描こうとしたら虫が全部同じ形になりました。丸い形を何度描き直しても、丸いままでした。電灯の光を黄色で塗ったら、紙が少しだけあたたかくなった気がしました。影は道の右側にだけ伸びていて、左側には影がありませんでした。左側を鉛筆で塗っても、影は出ませんでした。


天気:晴れ

気温:最高気温35℃/最低気温27℃


内容:今日は家の前で遊びました。電灯の下に虫がたくさんいました。でも、よく見ると同じ形でした。お父さんは「いつもこんなもんだよ」と言いました。ぼくは少しだけ変だと思いました。でも、たぶん見間ちがいです。


※影は右側にしかありませんでした。

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