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エルムの灯火

作者:孤猫
最新エピソード掲載日:2026/10/17
世界は、エルムの光で動いている。

街を照らす灯火も、空を駆ける輸送機も、巨大な機械都市を支える動力も。そのすべてを、人々はエルムという不思議なエネルギーに頼っていた。

そんな機械文明の中心地、王都アルヴェイン。

下町で小さな修理工房を営む青年レオン・アークライトは、腕は確かだが、少々変わった発明家だった。

彼が夢中になっているのは、エルムを使わずに動く、役に立つのかも怪しい発明品の数々。

親友の筋肉男ガルドに発明品を投げ飛ばされ、政府の天才技術監査官セリスには呆れられる。そんな騒がしくも平和な毎日を送っていた。

しかし、ある日持ち込まれた一台の古い記録装置が、彼らの運命を大きく変える。

装置に残されていたのは、政府によって消された謎の輸送記録。

それを追ううちに、レオンたちは反政府組織「ビーコン」と対立することになる。

だが、危険な反逆者とされる彼らには、誰にも知られていない本当の目的があった。

消えた研究者たち。
政府が隠し続ける秘密。
そして、機械文明の根底を揺るがす、ある真実。

好奇心だけで機械を作り続けてきた青年は、やがて世界そのものの運命に巻き込まれていく。

これは、世界を救おうなどと思っていなかった一人の発明家と、個性豊かな仲間たちが紡ぐ物語。

**誰かの犠牲によって灯される光に、彼らはどんな答えを出すのか。**

歯車が回り、鋼鉄が唸る世界で、今、新たな灯火がともり始める。
夜の来訪者
2026/10/16 20:10
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