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アコンプリス

龍守村の七葬返し――葬列は七度死ぬ

最新エピソード掲載日:2026/06/07
 高校教師・江口桜次郎のもとに、恩師・龍崎征臣の訃報が届く。
 葬儀のため向かったのは、山奥に閉ざされた龍守村。そこでは、死者の罪を七つの儀式で返すという古式葬送――「七葬返し」が行われようとしていた。

 龍崎の遺言で呼ばれたのは、江口、警察官の二階堂壮也、理科教師の五十嵐理人。
 三人はそれぞれ、かつて龍崎に救われた“特別な教え子”だった。

 だが、葬儀が始まった直後、最初の儀式「湯灌」に見立てられた死体が発見される。
 降り続く雨で村は外界から切り離され、七葬返しの儀式に合わせるように、次々と死者が増えていく。

 死者の名を消す最後の儀式「名消し」までに、三人は龍崎が隠していた過去へ辿り着けるのか。
 恩師は本当に、彼らを救った教師だったのか。
 それとも、救われたと思い込ませることで、罪を隠していたのか。

 これは、葬式の形をした最後の授業。
 そして、誰かの名前を正しく残すための、弔いのミステリ。
―――
登場人物紹介

江口桜次郎
高校教師。恩師・龍崎征臣の葬儀に呼ばれ、龍守村の「七葬返し」に立ち会うことになる。

二階堂壮也
警察官。江口の高校時代からの親友で、同じく龍崎の教え子。

五十嵐理人
江口の同僚である理科教師。龍崎に別の学校で教わっていた、もう一人の教え子。

龍崎征臣
江口たちの恩師。死後、遺言によって三人を龍守村の葬儀へ呼び寄せる。

黒御門緋紗子
龍守村の葬送を預かる女性。「七葬返し」の進行に関わる。

神代拓馬
龍守村の役場職員。江口たちを村まで案内する。

神代恒成
村長の親族にあたる人物。葬儀の場で起きる異変に関わっていく。

百鬼夜子
龍守村で旅館を営む女性。村の事情に通じている。

犬神宗久
龍守村の有力家・犬神家の人物。葬儀の最中、最初の異変の中心となる。

龍守村の人々
古い家の序列と葬送儀礼を守る、閉ざされた村の住人たち。
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