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【10.1万PV 感謝!】日輪の半龍人  作者: 倉田 創藍
第2部 青年期 武芸者編ノ壱 新たな仲間と聖国の追手編
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8話 帝国へ向けて (虹耀暦1286年9月:アルクス14歳)

2023/10/10 連載開始致しました。


初投稿になりますのでゆるく読んで頂ければありがたい限りです。


なにとぞよろしくお願い致します。

 アルクス達4名に人間の少女2名が追加された6名一党は、陽も出始めたばかりの早い頃合いから野営地を片付け始めていた。


 深夜0時もそこそこ回った頃、凛華と交代したシルフィエーラの膝枕で起きたアルが寝惚け眼で少女ら4人へ眠るよう告げたため、そこからは樹上小屋(ツリーハウス)なしという意味で言葉通りの野営となったのである。


 交易都市藩主の娘ラウラ・シェーンベルグとその従者ソーニャ・アインホルンに凛華とエーラが天幕と寝袋を貸し、彼女らはアルの天幕と乾いていた龍鱗布を借りて眠りについた。


 やはり彼女らも疲れていたらしい。寝息はすぐに聞こえてきた。


 アルとマルクガルムは火を囲んだままボケーっと見張り番につき、早朝の現在は身支度をしている彼女らを待ちつつ男2人で雑談混じりに天幕を片付けているところである。


 といっても『念動術』でアルが折り畳んでグルグル巻きにしているだけだが。


「アイツらの胸甲、人狼(おれ)の爪でも貫通は難しかったぞ」


「こっちも似たようなもんだよ。斬り()けないっていうか、刃が逸れる形状してたから『蒼炎気刃』で斬った」


「俺もだ。『雷光裂爪』で灼き斬るしかなかった」


「……それにしたって装備の硬さに較べたら随分攻撃はお粗末だった気もする」


「まァ落馬してたからな。あれだけ体勢崩されてりゃあ無理もねーけど、もっとイカつい攻撃手段を用意してたって不思議はねえ」


「だよなぁ」


「お前の親父さんが戦ったっつう聖騎士はそういうもんを使ってたんだろ?」


「らしいよ?でもそれっぽいものはちっとも。装飾はゴテゴテしてたけど鋼鉄製の槍とか剣っぽかった。弓と盾持ってる連中もあんまいなかったし」


「二人だったからナメてた、とかかね?」


「けど護衛の人達がいたんだろ?」


「あ、そういやそうか」


 2人とも首を傾げつつ、少なくとも弱過ぎると考えるのは早計だと結論付けながら焚き火で湯を沸かして背嚢に天幕を括り付けていく。


 そこへウェーブ掛かった朱髪を揺らしてラウラが歩いて来た。


 すぐ後ろには騎士鎧に身を包んだソーニャもいる。


 昨日は大して確認を取らなかったがこの鎧も胸甲で、下半身は剣道の垂れのようなスカートに白基調の錆止めが塗られた金属板がついていた。


 手甲と足甲もしっかりついている。


 その割にガチャガチャ言わないのは干渉材を使っているかららしい。


 魔獣の皮革を使った靴や最低限の『撚糸』製の装備を身に着けている魔族組とは正反対だが、手間の掛かった品であることは見ればわかる。


「彼らの武器には魔晶石が仕込んであるんです」


 やってくるなりラウラが言う。こちらの会話が聞こえていたらしい。


「魔晶石?埋めた時見つけられなかった気がするけど」


 一応吐き気と戦いながら装備を確かめていたアルだったが、それらしいものはなかったはずだ。


「わかりやすいところにはついてないんです。弓の持ち手や鍔元に埋め込む機構があって、そこに嵌め込んであるんです」


「そんな機構(ギミック)あったのか……気づかなかった」


 こんなことなら一つくらい持ってくるんだったとアルは唸って顎に手をやり、


「だったらなんでその魔晶石入りの武器を使わなかったんだろ?」


 疑問を呈してみた。


「頭目殿が副司令官らしき騎士を倒されたからでは?そもそも反撃されること自体想定外のはずだ」

 

 するとソーニャが応える。


 命令もなしにあの密集地帯で魔晶石を使うなど自傷行為そのものだろう、と。


「……なるほど」


同士討ち(フレンドリーファイア)か)


「そう言われりゃ連中、練度も高くなかったしな。咄嗟に連携なんてできなかったんじゃねーの?」


 魔族組の連携は互いをよく知っているからこそ成り立つもの。


 近くを矢が掠めようと、属性魔力が奔り抜けようと気にしないのは信用と信頼のどちらもがあるからだ。


 マルクの言うことも納得できる。


「といっても彼らは位の高い騎士ではないと思います。それこそ聖国の兵士から騎士に上がったくらいのはずです。私達を捕らえるのに精鋭は必要ないでしょうから」


「最新式の連中はまた別ってことか」


 アルの確認にラウラが形の良い眉を皺寄らせながら頷く。


「おそらくは、ですけどね。最初に襲って来た騎士はもっと多かったんです。私達の護衛を排除するために主力を割いたんではないかと」


「厄介な方に主力ぶつけて、残った連中が捕獲部隊か。とすると次の追っ手とぶつかったときゃあ昨日ほど簡単にゃいかねえと思っといた方が良いな」


 そう言って無意識に鼻のシワを寄せたマルクに、アルは視線を向けた。


「誤魔化しが利くのはどれくらいだと思う?」


 誤魔化し――――神殿騎士の本隊と思われる連中が彼女らの捜索に乗り出すまでどのくらい掛かるかという話だ。


「ソーニャ。お前らがいた田舎の街っての、ここからどれくらいだ?」


 情報を欲したマルクがソーニャへ問う。


 すると怪我をしていて感覚が微妙だったソーニャの代わりにラウラが応えた。


「えっと……私達は街道から外れた道を迂回して半日ほど逃げ続けてましたから正確な距離まではわかりませんけど、それでもそこそこあると思います。 それこそ道沿いに五十km(キリ・メトロン)くらい?かと」

 

 アルやマルクの想定よりかなり逃げ延びていたようだ。


「連中には馬と装備があるし、アルが綺麗サッパリ埋めちまってるから痕跡を探す時間もある」


「かと言って探し続けたりはしないはず。目標を確保してない、って点を重視すると思う」


「なら……長くて三日、早くて二日ってとこか?勿論、昨日を入れてな」


 馬要らずの人狼が自分の行軍速度を加味して計算結果をはじき出す。


「残ってるのは今日一日か。その間に帝国の端でいいから街へ辿り着くのが最善だな」


 アルは猶予が短い方で計算した。


「最初の街、随分急ぎになっちまうな。ていうか辿り着けるかね?」


「彼女ら二人を馬に乗せて、俺達は街道横を『陸舟(おかぶね)』で行く。もしくはここで馬を放して二人も『陸舟』に乗せる」


 どちらにしても今取れる最速の移動手段だ。


 街道を使わないのは冰のコースが誰かの目に触れる危険も考えてのことである。


「ふぅむ。お前らの馬、愛着か何かあるか?それか俺らにとっての翡翠みたいなやつか。ないならここで手放してもらった方がたぶん早えぞ」


 マルクがラウラとソーニャにとっては唐突に視線を向けた。


 今までの意見交換の拍子(リズム)が捷過ぎて途中から見てるだけになってしまっていた2人は少々慌てつつもなんとか応える。


「い、いや、私達の馬ではない。私兵の馬だ」


「ここで放すのに抵抗は?」


「私はありません。助けてくれた良い馬です。巻き込まれて死なせたりは、したくない」


 ラウラはそう答えながら優しい顔つきをした馬の頭を撫でた。


「そうか、じゃあ鞍や手綱を外して放してやってくれ。それと、街道とは別の方に放してくれ。変に追われても可哀そうだ」


「わ、わかりました。じゃあこっちにおいで」


 賢い馬なのだろう。ラウラに連れられて大人しくついて行った。


「俺はあいつらに伝えとくぞ、水場に用もあるし」


「頼んだ」


 アルが頷くとマルクが身軽に走っていく。


 朝一で脳をフル回転させるようなやり取りを平然と行う2人に、ソーニャは少しばかり畏敬の念を抱きながら彼の背を視線で追う。


「どうかした?」


 ぼーっとしているように見えるソーニャにアルは声をかけた。


「あ、いや。頭目殿とマルクはこの一党の頭脳なのだなと」


「はは。そうは見えないかもしれないけど、このくらいの会話なら凛華とエーラもするよ。ラービュラント大森林を抜けて来たんだから」


「つまり……慣れの問題か」


 昨夜、凛華とエーラがソーニャと義姉に教えてくれたのだ。


 驚愕しっぱなしの夜だったが納得いった。


「そうだね。帝都まで一緒に行くんなら嫌でも慣れるさ。ってか俺だけ殿とか要らないよ、戦闘中呼びにくいだろうし」


 そう言って苦く笑うアルにソーニャが同じく苦笑いを返す。


「すまない、なんとなく上下を気にしてしまうんだ。今後は控えよう」


「まぁ呼びやすいように呼んでくれればそれでいいさ」


 強要することもない。アルはそう結論付けて肩を竦めるのだった。



~・~・~・~



 それからおよそ40分後。


 時刻で言えば午前6時半前だ。


 既にアルを含めた6名は出発準備を整えた状態で、街道から100mほど離れた位置についていた。


 ラウラが野に放したあの馬はやはり賢い馬だったらしく、素直に駆けて行ったそうだ。


「じゃあ行こうか。翡翠、今日は頼むぞ」


「カァ!」


 アルの号令に凛華、エーラ、マルクが無言で頷き、ラウラとソーニャがそわそわした様子を見せ、夜天翡翠は一声啼いてバサッと飛び立っていった。


 今回の夜天翡翠には使い魔として大事な役を任せている。


 街道沿いから外れないように目印となるガイド役だ。


「『陸舟』」


 アルが指をひょいっと下から上へ動かすと、途端に地中から土製の舟がボコリと顔を出した。


「おおっ!」


 ソーニャが素直に感嘆する。ラウラも声こそ出していないがそれに近しいわくわくした表情を見せた。


 魔族はやっぱりこういうのが得意なんだなぁ、と多少勘違いした感想を抱いている。


「前よりちょっと大きいわね」


「長くなって、広くなった?」


 凛華とエーラは違いに気付いたらしい。


「二人増えたからね。あんまり横に広げても邪魔だし、縦に伸ばしても舵取りしにくいだろうからどっちも少しずつ広げたんだよ」


「ほほぉ、なるほどぉ~」


「いいんじゃない?あたし達の座るとこもちょっと広くなってるし」


 うきうきした様子で耳長娘と鬼娘が早速乗ってみようとしているのを尻目に、マルクはアルへ訊ねた。


「いつの間に弄ってたんだ?」


「いや弄ってない。元から変えられるようにしてたんだよ」


「まさか……こういう事態を読んでたのか?」


「んなわけないじゃん。土産持って里帰りすることもあるだろうと思って創ってたのが、うまい事いってるだけだよ」


「あぁそういうことか。なるほどな」


 アッサリ返すアルにマルクは手をポンと打つ。


 流石にあのヴィオレッタの直弟子なだけはある。


 術式に抜けや調整できる部分を残して完成度を高めておくのは彼女のやり方で、鍵語と術式への理解が深くなければ不可能だ。


 これはこれ、それはそれ、と似たような魔術をたくさん作らない、というか厭うのが最大の特徴である。


 そんなことを話している内に凛華とエーラは船首の方に乗り込み終えた。


 一方でラウラとソーニャはどこに乗ればいいんだろう?という顔をしている。


「あ、二人は後ろから一つ前の席で」


「はい」「承知した」


 少々申し訳なさそうなアルの声に、盾を左腕に括り付けたソーニャが左側へ、いつでも抜けるようにと右手に妙な長さの剣を持ったラウラが右側へと座席についた。


 思いの外しっかりしている座席の前には何やらそこにだけ棒が生えている。


 アルが彼女らの前に座り、術式に魔力を送り込む。


「二人とも座席の前のやつを掴んでて。三人とも、いいよ」


 言われるがままラウラとソーニャは棒――――手すりに摑まった。


 その直後、エーラが『妖精の瞳』を発動させて草原の背の高い植物達をザッと左右に()()()


 凛華がそこへ冰のコースを放つ。


「道が……!」


「ああ――――おぉっ!?」


 一瞬で道が作られたことに目を丸くしたラウラとソーニャは、続いて後ろから突き飛ばされたような衝撃に驚いた。


 手すりを離さぬまま後ろを振り返れば人狼となったマルクが『陸舟』の縁に手を掛けている。


 知っているとは言えその怖い見た目に心臓を一瞬跳ね上げた2人にマルクはニヤリと笑いつつ、グンッと力を込めた狼脚で大地を蹴りつけて『陸舟』を押した。


 ザザアア――――ッと冰を削るような音と共に魔術で出来た舟が滑り出す。


 最後にもういっちょっとマルクがひと押しし、加速をかけた状態で跳び乗ってきた。


「ひゃあ!」


 人間の何倍もある人狼の牙が迫ってきたのが思っていたより怖かったらしくラウラが悲鳴を上げる。


「おいひでぇな」


 マルクは人間態へゆらりと戻りながら文句を言った。


「す、すいません!」


「いいけどよ」


「ぷっ」


「アルてめっ!」


 噴き出した親友の声を聞き逃さなかったのか、マルクが声を飛ばす。


「あっはははは!そりゃ怖いさ!」


 耐えられなくなったアルは前を見たまま愉快そうに笑い声を上げた。


「ったく」


 ぼやきながらマルクが後ろへ暴風を流していくと、『陸舟』の速度が徐々に増してきた。


「ほんとにすいません……すごいですね」


「ああ、こんな手段があるとは」


 ラウラとソーニャは手すりを握ったまま瞳を輝かせている。


 魔術や魔力運用の可能性と、馬車ほど速くはないものの馬で2人乗りして走るより断然楽だということに感動を覚えていた。


「アル~、これ馬の方が速いんじゃない?」


 一頻り笑い終わったところへ、エーラが振り返って声を掛けてくる。


 大森林を抜けるのに較べれば道案内も大して苦にならないらしい。


「速いだろうね。だから秘策っていうか本来の使い方をしてみようかと思ってさ。凛華とエーラの負担が増しちゃうけどやってみてもいい?」


「よくわかんないけどあたしは大丈夫よ。まだまだ余裕だもの」


「ボクもだいじょうぶ~。前より楽だしね」


「よーし、んじゃあやってみるか」


 アルはその言葉と共に『陸舟』の術式へと魔力を流した。


 すると平らな舟底に刃がジャキッと生えてくる。


 スケート靴についているブレード(あれ)が計3本。


 障害物と起伏だらけの大森林では自殺行為だと判断したアルがやらなかった、本来の『陸舟』だ。


 起伏の少ない平地であるからこそきっと生きる。


 アルはそう思いながら冰面と(ブレード)の接している(エッジ)を出来る限り細くしていった。


 少しもしない内にザア―――ッ!という滑走音が明らかに変わっていく。


 舟底全面を削っていた先ほどに比べれば音自体かなり小さい。


 アルは仕上げ、とばかりに足で突っ撥ねるように身体を固定して後ろを向き、


「皆掴まってなよ!」


 と警告を発しつつ、斜め上へ向けて爆炎をゴオオオ――――!と噴射した。


 片手とは言えアルの加減なしの炎だ。


 噴射装置(ブースター)付きのソリと化した『陸舟』が蒼い炎の尾を引いて急加速する。


「ひゃああっ!?」


「くううぅぅぅっ!」


 ラウラとソーニャは慣れない加速に驚いてぎゅうっと手すりにしがみついた。


 森で滑走していた頃とは比べ物にならない重力加速度――――Gに身体を押さえつけられながらエーラと凛華が慌ててコースを作っていく。


「ちょ、ちょっとアル!」


「あんた加減考えなさい!」


「だから負担増えるって言ったじゃん!」


 爆炎を噴射しながらアルは叫び返した。


(あと……四、三、二秒)


 心中でカウントを終えたアルが噴射していた炎をひゅっと止める。


 『陸舟』は初期加速のおかげで残りを慣性移動に任せても充分なほどの速度を出していた。


「だから加減ってもんがあんのよ!」


「無理そうなら言って。速度落とすから」


 早々に自分の仕事を終えてのんびりした声のアルに鬼娘がぴきりと青筋を立てる。


「このっ!やってやろうじゃないの!」


「余裕そうなのが腹立つなぁ、もぉ。翡翠!もっと疾く飛んでいいよ!」


 コースそのものはほぼ舟の横幅だし、上空に手足の如く枝葉を伸ばす樹木達もいない。


 燃やす心配もないなら文字通り爆発力を推進力へ変えてしまおうというアルの試みは上手く行った。


 冰面をザ…………ッ!と削りながら『陸舟』が進んでいく。


 凛華とエーラは先頭に座っている為、もろに加速の恐怖を味わってお冠だがそれ以上に対応が忙しくてそれどころではない。


 とんでもない勢いで進む6人を乗せた陸舟(ソリ)はコースを作っても作っても即座に駆け抜ける。


 アルはよっこいしょと座席に座り直し、なかなか捷いじゃないかと一つ頷いた。


「凛華ぁー、魔力が半分切ったら教えて。追っ手のこともあるし、休憩取るから」


「調子いいわねほんと!わかったわよ!」


 と叫び返しつつも凛華だって魔族だ。


 おまけにこのひと月の間も半分くらいの日数は操魔核を鍛え続けていたので魔力量もそこそこ上がっている。


 まだまだ問題ないだろうな、とアルは予測を立ててスリルに身を任せた。


「悪くねーなこれ」


 おそらくアル以外で唯一楽しんでいるであろうマルクが楽しそうな声を上げる。


「そうだろそうだろ」


 わかってくれるかとそちらを振り返れば、ラウラとソーニャが揃って少々恨みがましい視線をアルに向けていた。


 座席一つ分ほど離れていたとはいえ爆炎が近くを通るのは怖かったし、何より加速によるGが恐ろしかった。


 吹き飛ばされるのではないかと思ったくらいだ。


「…………今度はちゃんと言ってくださいね」


「アル殿…………盾を構えかけたぞ」


「ごめん加速した」


「「先に言って下さい(くれ)」」


 2人からツッコミもとい文句(クレーム)を受けるアルをマルクがケラケラ笑う。


 舟なのかソリなのか、もはやわからない『陸舟』は馬の襲歩(ギャロップ)を優に超える速度で草原を滑走していくのだった。

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