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【祝13.4万PV❗️】日輪の半龍人  作者: 倉田 創藍
第1.5部  設定

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【設定②】魔力、魔術名、魔眼

第1部終了時点での設定です。

【 魔 力 】

 体内に取り込んだ魔素を操魔核が変換したもの。植物なども同様。つまるところ、生物であれば必ず魔力を持っているということ。例外はない。

 この操魔核によって常に生成され続け、体内を巡っている。生命力とは意味合いが異なる。枯渇しても死にはしないが、体力と紐づいてはいるため疲労には関わる。


 魔法、魔術行使に用いる通貨の役割、及びそれそのものを変容させることで火器扱いすることが可能。


 >魔素:大気中に存在する魔力の源。魔術鍵語に用いる以外、これ単体による効果は特筆してない。


 >操魔核:心臓下部に存在する器官。外から取り込んだ魔素を魔力へと変換し続けるもの。不随意筋たる心臓と同じく止まることはない。ゆえに、操魔核付近が最も魔力層が厚くなる。尚、光合成が可能な植物はこれと同様の働きをする細胞を備えている。


 また、本人以外の膨大な魔力を充てられる(本人の生み出している魔力の層を突破する)ことで一時的な暴走変換が起こる。

 暴走変換時の魔力生成量は平時のおよそ3倍。但し、一気に消費する、もしくは拡散させなければ自家中毒に陥る可能性が高い。


 >属性変化:属性魔力を生み出す技術。魔力をその属性へ変換すること。その状態のまま投げるだけでも現象は起きる。というより魔力の多い魔族にとってはそれが常套手段。

 尚、属性魔力による魔術の起動は不可。喩えとして『水系統の術×水属性魔力=威力増大』というようなことは起こり得ない。


 >特質変化:魔力の形状や粘性を変えること。液体、固体、気体状にまで訓練次第で可能。アルクスの火炎弾は硬質なガワに液体状の炎属性魔力を込めた二重構造のため、着弾地点でガワが割れて爆発する。


※ ちなみにだが、アルクスが投擲動作を行うのは単なるクセ。幼い頃、イメージが掴めずただの放射では飛距離が伸びなかったせい。(例:火炎弾、蒼炎弾、冰柱……その他多数)


 >闘気:体内の魔力を燃焼させることで作り出されるもの。魔力を燃焼させること自体、そこそこ難易度が高く、属性魔力を打ち出せる程度では習得不能であり、失敗する――が、使い熟せれば魔法並。

 燃焼させるという生成過程を経る為、魔力の消費速度が著しい。その為、人間や獣人族より使用比率は魔族の方が高い傾向にあるが、他種族に使えないということは決してない。訓練次第。


 纏わせるだけでもかなりの強度を誇り、体内(主に関節や接触部)に廻らせることで身体能力を爆発的に上げることも可能。魔族(特に戦闘民族)が魔法と併用で扱うことでも有名。

 慣れた者は武器や装身具、爪に送り込むことで硬度を上昇させて扱う。


 種族によって呼び名が変わる。人間は固定で闘気だが、聖国の者のみ聖気と呼ぶ。その他に龍気(龍人)、霊気(森人、吸血族)、魔気(人狼)、鬼気(鬼人)等がある。




【 魔 術 】

 魔術鍵語を用いた術式を描くことで、自然現象や物理法則を捻じ曲げる技術。

 理へと提出する書面としての術式・通貨としての魔力・精確な伝達能力としての想像力という3要素が基本的に重要なものとされている。


 属性魔力による起動は不可。無属性魔力のみに反応して起動する。

 術名を声に出すのは、想像力を働きやすくさせるための魔術師及び魔導師たちの古くからの知恵。


※ 完全な口頭での術式、つまり詠唱式は廃れてしまっている。


 元々は、水属性への適性が低かったせいで生活に困った魔族が生み出したものだが、技術として発展させたのは人間。要因は魔力量の多寡。

 →豊富な魔力を持つがゆえに改善を放置した魔族に対し、魔力がそう多くない人間は効率化や最適化を模索し続ける姿勢を執った、という背景あり。


 現在は魔族の中でも有用なものだという認識になっているが、これはヴィオレッタの影響も大きい。


 また、ヴィオレッタやアルクスの使う魔術は展開速度を意識しつつ洗練・昇華を繰り返した――魔導師が扱う術式特性が強い形式。構成に故意的な空間を空けてあり、拡張性や想像力を発揮させて扱う。

 帝国や王国で主流なのは術の範囲や規模、威力、投射速度すら固定化しているみっちりと埋まった術式。どちらも実用的だが、使用条件が異なる為にこの差異が生まれている。尚、『定型術式』という呼び方は学術的で、『軍用術式』が一般的。


 要するに魔力が多く、1人ひとりの役割や責任が重いアルクスらのものは速度と威力を重視しつつも、術師にある程度管理を任せている。

 それに反し、帝国や王国の者らは魔族ほど魔力がない者が殆どな為、効率と規格、(集団で用いる前提の)扱いやすさを重視した特性を持つ。


 軍人ではない武芸者の魔術師らは両者の特性を併せ持った術式が多い。その為か威力偏重、速度偏重とバランスの悪い式が多かったりするのだが、これは正しく知識を学ぶ場が少ないことに起因している。


 >魔術師:攻性、防護魔術を扱えるもの、またその総称。細かい分類として、あくまで扱えるだけで術理を理解したり、自分で魔術を組むといったことは知識量的に不可能という部類の者を指す。一般人からすれば魔術師も魔導師も変わりない。


 >魔導師:術理を理解し、また理解しようとする魔術師。通常であれば研究者や教授といった単語がその位置に当たるが、戦闘魔術に関する実力試験と論文や研究結果、その双方がなければ王国と帝国、共和国で名乗りは許されていない。

 かつて魔導師を語る詐欺が横行した為、国際法として策定された経緯がある。聖国は魔術に関心が薄い為、当時から無関心を貫いている。

 しかしながら、どの国にも所属していない魔族の術者を指して魔導師と称することも実はあったりする。


 >魔術鍵語:体内に集めた魔力で魔素を集めて描くことが出来る魔術用の言語。発光しているが、明かりにするには弱い。色味は白、赤、黄、緑、青と様々。この発行色に関しては様々な議論がなされているが未だ不明。

(例:アルクスの『炎気刃』は刀身に薄っすらとオレンジ色の術式が、『蒼炎気刃』では薄い青色が浮かぶ)


 また、使われる鍵語それそのものに意味があり、既存の言語体系とは大きく違っている為、鍵語を専攻している研究者らがいるほど。

 魔術を発明した古い魔族が必要に迫られて作ったとする説、元々存在していた言語の活用方法として魔術が発見された、という説の2つが有力と目されているが真実は不明。



【 魔 術 名 】

〇 念動術:物体を浮かせ、移動させる。他者や魔獣といった己の魔力を持っている者には種族問わず、殆ど無効。被術対象に魔力を流し、重力を3~5分の1程度まで相殺して、不可視の手で動かす。

 尚、この質量軽減効果は決して万能ではない。その為、被術対象の質量に比例して術者へ負荷が掛かる。


 アルクスが〈刃鱗土竜〉戦で自身を軽く出来たのは、術師と被術対象が同一であること、『念動術』ではなく、その基礎となる重力を操る術式を刳り貫いて使用した為。

 またこれ以降、アルクスの用いる『念動術』は大幅に改造されたものとなり、質量軽減効果を完全に手動で操作可能となっている。



〇 幻惑の術:隠れ里の周囲に張り廻らされている術。ヴィオレッタの独自。この術が掛かけられている箇所は1歩足を進めるごとに景色が違って見える。

 隠れ里の周囲一帯に掛けられている為、踏み込めば抜け切るまで整合性のない道を進み続ける羽目になり、心身の弱い者は恐慌状態にすら陥る。副次効果を活用したヴィオレッタならではの術。


※ この世界に所謂、精神を直接乱す類の術は存在しないと言っても過言ではない。

 考案されていないわけではなく、対象の脳や精神を弄ろうにも弾かれることの方が多く、魔導師が練りに練った干渉術式でも何の訓練も受けていない子供1人にさえマトモに効かない。



〇 風切刃:風を一直線の刃に圧縮して撃ち出す。属性魔力ではなく物理的な風である為、魔力耐性の高い相手でも一定の威力を出すことが可能。

  

 派生>> 鎌鼬:アルクスが自分用に改造した『風切刃』。三日月状の弧をした風の刃。『累』と呼ぶ補助式を使うことで連ねて放出することも可能。『鎌鼬』へ改造以降、アルクスは一度も『風切刃』を使っていない。



〇 落穽の術:穴を掘る術。元は井戸を掘るために創られたもの。術式単体で棺桶一つほどの土を掘る。ただそれだけの非常に簡素な構成だった為、〈刃鱗土竜〉戦にてアルクスは幾重にも重ねることができた。



〇 治癒術:対象の魔力に自分の魔力を同調させて発動する癒療魔術。魔力の活性化によって対象の治癒能力を大幅に底上げする。扱いが難しい。死者には当然無効。


※ 尚、人間の用いる『治癒術』と魔族の用いる『治癒術』は効果はほぼ同一ながら、発動過程に多少の差異がある。

 前者は術者と被術者間の魔力量が少ない場合が殆どの為に魔力の同調も術に任せているのに対し、後者のそれはより魔力譲渡に近い。



〇 時限逆行術式:ヴィオレッタの独自治癒術式。被術対象の身体状態を、特定の時間まで巻き戻す術。巻き戻せるのは3日前まで。それ以上はヴィオレッタの魔力でも不可。死者にも作用するが、戻るのは身体状態のみ。1度死んでしまえば、決して甦ることはない。



○ 水鏡:水でできた鏡。それ自体に発光機能はなし。種族問わず、女性が手鏡扱いしている一般的な術。


○ 八針封刻紋:アルクスの独自。龍血を完全封印する多重封印術。蜘蛛の巣をモチーフにした時計型の紋章になっている。解くためには左掌に焼き付けてある『鍵』が必要。


 針の位置で段階的に段階的に解くことが可能。龍人としての力が解放される。見た目もそれに連れて変化する。

 >8~6時の間:完全封印状態。黎い髪、赤褐色の瞳。戻していくと段階的に明度が上がる。ほぼ人間。

 >6~3時の間:灰茶の髪、暗紅色の瞳。明度が上がっていく。龍爪と龍眼もどきが解除。


 >3~0時の間:灰髪、緋色の瞳。上記同様、刻印を戻すにつれて白髪に近くなる。完全な龍眼が解除。


 >0時:完全解放状態。銀髪に真紅の瞳。現状、解除した途端暴走する為、実質使用不可。かつて使えていた龍人由来の全てが問題なく使える。龍気が解除。



○ 拡声の術:そのまま声を大きくする術。アルクスの前世にあるメガホンくらいの音量で調整可能。非常に一般的。



○ 連血水鏡:ヴィオレッタの独自。自分の血を経由させた使い魔とリンクさせることで使い魔の視界を水鏡に映す。アルクスの前世にある無線ドローンと中継モニターのようなもの。



○ 気刃の術:アルクスの独自。魔力から闘気、闘気を物理現象へ具象化する術。威力そのものは過剰なまでに高い――が、代わりに燃費があまりにも悪い。その種族、個人が最も得意とする属性によって何が出るかは変わる。属性に変換しないことも一応は可能。


・ 派生>> 炎気刃:最初にアルクスが創った『気刃の術』。刀身を闘気と豪炎で纏う術。刀身の身幅がおよそ1.5~3倍ほどまで広く出来る。

 豪炎は噴き出し続けているが時折炎が波打つ程度でしっかりとした刀身の形を保っている。アルクスがその熱量そのものと武器本来の切れ味をどちらも生かす為に調整した。騎士盾程度なら軽く斬り裂けるほどの威力を持つ。

 炎自体も強力な龍焔。刀身に浮かぶ術式の色はオレンジ。


・ 派生>> 蒼炎気刃:『炎気刃』に使われていた龍焔の代わりに普通の炎しか使えなくなったアルクスが改良して熱量を上げたもの。

 『炎気刃』の頃にあった闘気を無理矢理に吸収させる術式はなくなっている。最適化してある蒼炎だが、この時点では龍焔に届いていない。刀身に浮かぶ術式の色は薄い青色。


・ 派生>> 雷光裂爪:マルクガルムがヴィオレッタに頼んで最適化してもらった『気刃の術』。狼爪すべてに薄く闘気と青白い雷を纏う。その熱量と鋭さで厚さ9mmの鉄板、3mmの鋼板程度なら抵抗もなく引き裂く。

 突き刺すことで感電させることも可能。また、爪を束ねることで小剣ほどの長さまで伸ばすことも可能。爪に浮かぶ術式は紫。


・ 派生>> 冰気槍刃:凛華が発動させた『気刃の術』。マルクガルムと違ってそのまま『気刃の術』を使用した形に名をつけたもの。重量の増加に見合わない威力を持つが、取り回しそのものは悪くなる。

 また最初期に開発された術をそのまま利用しているので瞬間的にしか使えず、また魔力の食いが酷い。

 剣身に浮かぶ術式は透き通った青色。


・ 派生>> 闘気刃:『気刃の術』の具象化部分を抜いて起動させたもの。単純に闘気を刀身に流すよりは効率的、かつ形状の安定化という意図もある。繊細な闘気操作をしないで済む利点もある。シルフィエーラが強弓に纏わせたのもこれ。刀身に浮かぶ術式は白色。



○ (じゃ)の目:アルクスの独自。熱探知機能型片眼鏡を形成する。蛇本来のピット器官とはまた別だが、やっていることは似たようなものであったので仕合後にアルクスがそう名付けた。




【 魔 眼 】

 魔力を込めることで様々な効力を発揮する瞳。効果は千差万別。人によって大きく異なる。


 正気を失うほどの強い感情が脳を内部から強く刺激することで無意識に魔力を用いて法則を歪め、それが眼に宿ったもの。


 魔眼に覚醒することを『発眼する』と言い、3種に分類可能。

① 魔力消費、極大:但し、それに見合う効果を必ず外部へと齎す。

② 魔力消費、小~中:発動し続けることで己の身体能力へ作用する。戦闘民族の魔法に近い能力を得る場合が多い。

③ 魔力消費、低~極低:本人の認識以外に一切効果がない。視えるものを利用できれば強力。


 > 釈葉の魔眼:所持者はアルクス。右眼。魔術鍵語を解読可能。魔力消費『低』。虹彩が押し広がり、青白い無数の光が瞳孔へ向けて流れ込む。

 自身の知らぬ術、鍵語、複雑すぎる術式を視ると一時的に失明する。また、情報量の多さから頭痛を引き起こすことも多々ある。


 > 時明しの魔眼:所持者はヴィオレッタ。左眼。魔力消費『低』。金色の蜘蛛の巣が虹彩に広がる。 

 術式を発動させずとも結果が判る魔眼。逆算的な術式構成を行うのに非常に便利。当然ながら実際に時を明かしているわけではない。


 > 冥瞳:所持者はヴィオレッタ。右眼。魔力消費『極低』。瞳全体に灰闇色の雲がかる。

 死者の魂が見えるという、ただそれだけの能力。

 しかし、死者の魂は肉体から離れると直ぐにどこかへ消えてしまうので極々短い間しか効果がない。また、声が聞こえるようになるわけでもない。

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