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【中継セクターノート】——なんだか変な世界。でも何かがある。――現実と虚構、現象と哲学の狭間で――

作者:Taku
最新エピソード掲載日:2026/11/08
中継セクターノート

——記録される世界、記録されないもの

世界には、記録されていることと、記録されていないことがある。

その境目は、誰が決めたのだろう。

中継セクター。

そこでは、カノジョとカレシが歩き、話し、ときどき立ち止まる。

見慣れた廊下。いつもの椅子。開いたままの扉。止まった時計。

何かがおかしい気もする。
けれど、何がおかしいのかは分からない。

そんな、なんだか変な世界。

中継セクターでは、日々、新しい記録が発信されている。(近況ノートより)

何気ない会話や散歩の記録。
世界のあり方を考えるノート。
ときには、作品を紹介したり、いつもとは違う角度から世界を眺めたりすることもある。

そして、そこにはもう一つの視点が加わり、作品としてまとめたのが『中継セクターノート』である。

『現象と哲学の狭間』。

一つの現象を見つめ、そこから現実や人間、偶然や必然、記録や記憶について考える。

中継セクターで起きたことに、必ずしも答えがあるわけではない。
けれど、その出来事をきっかけに、私たちが生きている現実について考えることはできる。

不思議な世界をのぞくこと。
その世界から、いつもの現実を見つめ直すこと。

二つは別々のことではないのかもしれない。

この『中継セクターノート』は、そうして発信されてきた記録を、あとからたどれるように整理した過去ログである。

散歩、日常、境界、未記録。
便宜上、いくつかのシリーズに分けているけれど、それぞれが独立した物語というわけではない。

一話ずつ読んでもいい。
気になる記録から読んでもいい。

すべてを理解する必要はない。
現象の理由を解き明かす必要もない。

ただ、何かを感じたら、少し立ち止まって考えてみてほしい。

なんだかよく分からない。
でも、何かがある。

その感覚を味わいながら、ときには自分自身の現実にも思いを巡らせてもらえたらと思う。

中継セクターは、ひとつの世界でありながら、どこか別の世界へとつながっている。

その先にあるのは、『彼女』たちが生きる、まだ知られていない世界。

ここにあるのは、その世界へ踏み出す前の、小さな前哨戦なのかもしれない。

あるいは、すでに何かが始まっているのかもしれない。

——中継セクター記録・更新
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