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トップを越えろ!2  作者: たむ


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第7話「宇宙艦隊戦」

宇宙は、戦場になった。


軌道都市ユグドラシルの外宙域。そこには今、人類艦隊とヴォイドスウォームの大群が衝突していた。


銀河防衛機構の戦艦が次々と前進する。


全長二キロ級の主力戦艦。

その数、およそ五十隻。


司令艦「アルゴス」の艦橋で、司令官は静かに言った。


「艦隊戦闘隊形。」


オペレーターが答える。


「第一艦隊、第二艦隊、展開完了!」


司令官が手を下ろす。


「全艦、砲撃開始。」


次の瞬間。


宇宙が光った。


無数のビーム砲、粒子砲、ミサイルが一斉に発射される。


その光の嵐が、ヴォイドスウォームの群れへと突き刺さった。


爆発。


衝撃波。


黒い敵の群れがいくつも消滅する。


しかし――


敵の数は減らない。


むしろ増えているように見えた。


オペレーターが叫ぶ。


「敵増援!」


「ワープ裂け目さらに出現!」


司令官が低く言う。


「予想以上だな……。」


その頃、最前線。


GF部隊は敵の群れの中に突入していた。


「ORION、砲撃ライン確保!」


GF-02 ORIONが巨大砲を展開する。


長距離重力加速砲。


発射。


光の柱が宇宙を貫く。


敵がまとめて消滅する。


その横を、赤黒い影が駆け抜ける。


GF-03 VEGA。


レイの声。


「近接戦闘は任せろ。」


VEGAが高速回転。


エネルギーブレードで敵を切り裂いていく。


その背後で。


巨大な盾が展開される。


GF-04 ALTAIR。


「防御ライン展開。」


重力シールドが広がる。


敵の攻撃を受け止める。


そして後方。


GF-05 DENEBが電子戦を展開。


「敵の重力通信をジャミング!」


「群れの動きが乱れてる!」


その中央で。


青い光が閃いた。


GF-01 NOVA。


ソラが叫ぶ。


「いくよ!!」


NOVAが重力加速。


通常の機体ではありえない速度で敵の群れを突き抜ける。


拳に重力を集中。


「重力パンチ!」


一撃。


敵が爆散する。


ソラは笑った。


「これ楽しい!」


通信にレイの冷たい声。


「戦場を遊び場にするな。」


「えー?」


そのとき。


DENEBの声が緊張する。


「待って……」


「大きな重力反応……」


戦場の奥。


ヴォイドスウォームの群れが、ゆっくりと左右に割れていく。


まるで何かを迎えるように。


そこから現れたのは――


巨大な影。


全長十キロ以上。


惑星の破片のような体。


観測AIが震える。


《新規個体確認》


《クラス判定》


《コロッサス級》


ソラが呟く。


「……え?」


レイも沈黙した。


司令艦アルゴスの艦橋で、司令官が立ち上がる。


「まさか……」


「こんな前線に……」


巨大な敵が、ゆっくりと動く。


その中心が赤く光った。


オペレーターが絶叫する。


「超高エネルギー反応!!」


「目標――」


「軌道都市ユグドラシル!!」


ソラが叫ぶ。


「まずい!!」


レイが言う。


「止めるぞ。」


しかし。


次の瞬間。


コロッサス級の攻撃が発射された。


黒い光。


それはまるで――


小さな恒星の爆発のようだった。


宇宙戦争は


さらに激しくなる。

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