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小室泰六(SHERLOCK) - 和田レオ、和田進一のひ孫と『Les contes fées du virtuel(デジタルお伽草子)』

作者:東曌
最新エピソード掲載日:2026/10/11
現代版スピンオフ:『危機管理コンサルタント 和田レオの算法』

二〇二六年、十月の朝。
和田進一のひ孫であり、中堅のITインフラ企業のシステム部に所属する和田レオは、全社のグループウェアをOffice 365からGoogle Workspaceへ移行するための過酷なタイムライン調整の真真ん中にいました。

その巨大プロジェクトの最中、まったく無関係なラインで、社内の人間のマヌケな凡ミスによるランサムウェア感染爆発が勃発します。
ホストサーバー側へのMacアドレス登録やポート番号制限、MDM(モバイルデバイスマネージャー)による端末管理、さらには「毎日サーバー切り替え」という、レオが以前からシニアエンジニアに進言していた防壁の算法をすべて無視していた会社は、一回侵入されたことでバックアップまで同時に暗号化の渦巻きに溶かされて完全停止します。
公式発表の第三報では「復旧困難。データの復元は客自身のバックアップからのみ可能」という、客への丸投げの逃げ出し宣言が垂れこめ、システム部は落胆に包まれます。
レオは「こんなバカな会社とは関わらないのが一番だ」と冷酷に言い切り、曾祖父譲りの危機管理のロジックをフルスロットルで回して、他社サイトの契約データを安全な別の他社インフラへと直接移行させる損切りの手続きを完遂します。
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