悪魔と鈴の音
王宮の最奥。人目につかないその場所で、存在を秘されるように閉じ込められている王女。彼女の世界は部屋の中だけ。彼女は日々を無為に過ごすだけ。彼女は独り、今日もぼんやりと過ごす。これが彼女の日常。
そう、彼が来るまでの、日常だった。
そう、彼が来るまでの、日常だった。
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