表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚は未成年者略取ですよね?  作者: 門松一里
1.異世界召喚

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/6

1−4.判決

1−4.判決


 新王国暦一四五三年五月二十九日宣告

 救国総省書記官 エトワール・ヒルベルト 署名

 新王国暦一四五三年 (ユ) 第五三五二九号

○判決

 コウザイ・アキラ

 上記の者に対する救国行為妨害事件について、当王国軍法会議は、救国軍大将ヨハンナ・パンルヴェ、審理官ハンナ・ドュ=ダランベール・パンルヴェ各出席の上審理し、次のとおり判決する。

○主文

 被告人を拘禁十五年に処する。

 併せて、この裁判確定の日から二十年間、全ての特権を停止する。

(罪となるべき事実)

 被告人は、

第一 新王国暦一四五三年四月二日、救国総省本庁舎において、救国部統括官の明示的命令に違背し、救国作戦を妨害した。これにより、統制の混乱を招き、作戦遂行に重大な支障を生じさせた。

第二 同日、王国貴族たる統括官に対し、公然と命令の妥当性を否定し、職務上の権威を毀損する発言を行った。

(証拠の標目)

 救国作戦(ミ号)実行中につき、救国軍法第五十九条(守秘義務)により、証拠の詳細は別紙(ミ号補一)に記載し、本書においてはその表示を省略する。

(法令の適用)

 被告人の判示各行為は、次の罪に該当する。

一、王国および救国総省に対する反逆

  刑法第七十七条(内乱)

一、救国作戦妨害

  刑法第九十五条(王務執行妨害)

一、貴族に対する不敬

  救国軍法第五十八条(品位保持義務)および旧王国刑法第七十四条(不敬)

(量刑の理由)

 被告人の本件行為は、戦時統制の根幹を揺るがすものであり、その影響は重大である。

 特に、個人的信念に基づき命令系統を逸脱した点は、救国軍規の維持に対する明白な脅威であり、看過することはできない。

 よって、本軍法会議は厳正なる処断をもって臨むものとする。

(求刑 拘禁十五年)

 新王国暦一四五三年五月二十九日

 王国軍法会議第七刑事部

 救国総省審理官 ハンナ・ドュ=ダランベール・パンルヴェ 署名

 同日深夜。

 壁の魔術式通りに、ジョシュアが魔力を流し込んだ。

 カチャ。

 静かな解除音。

 宝珠のあかい光が消えていく。

「さて、どうするか……」

 目に包帯を巻いた香西が、微笑んだ。

 月影に、囚人とらわれびとは消えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ