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今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ワンダー7 センシティブ

作者:二月三月
 ジュニアは、自分の家族が普通ではないことを薄々感じてはいた。

 明るく快活な母は、栗色のウイッグの下に紫色の髪を隠していたし、たまに家に帰ってくる父親は、ジュニアがそのまま歳を重ねたような美成年であることを加味したとしても、とてもうさん臭い人だった。

 そして、とある日曜の午後、モールでチョコシェークを飲んでいるジュニアの前に一人の少女があらわれた。

 流れるような金髪の美少女は、5冊の本をジュニアに手渡す。

「これ読んでね」

 本の題名は「ワンダー7」

 幼馴染の双子姉妹―ユズルヒノとカオルヒノ、そして、金髪の美少女アンヌワンジルとともに、ジュニア―ジムドナルドジュニアは、宇宙船(ダー)に乗り込み、かつて自分の両親とその親友たちが進んだ道をたどりはじめる。

 宇宙船乗組員(ボードクルー)の子供たち、ジュニア、ユズルヒノ、カオルヒノ、アンヌワンジルは、ついに太陽系を囲む胞障壁(セルレス)を超えた。第2類量子コンピュータのダーと、そのパートナーであるエイオークニは、大きな役目を終わらせて安堵の色を隠さなかったが、その2人に、まだまだこれからさ、とジュニアは言う。

 彼らとともに胞障壁を超えたゴーガイヤは、胞障壁の中に、かつて宇宙皇帝の四天王と呼ばれた同僚たち、タルトレーフェンとルミザウの棄損核を認めた。ひとつの時代は終わったが、その残照は次の時代にも影を落としているかのようだった。

 二重惑星であるベルガーとサイユルで紐型宇宙人ヒューリューリーと出会った彼らは、さらに胞障壁を超えて、ダーの生まれ故郷、第2類量子コンピュータの立ち上げ機(ピスアール)が残る胞宇宙(セルベル)へと進む。

 いまだ、彼らの「敵」の正体は、判然としないまま…


第1章 子供の時代 2016/09/24 完結
第2章 紐とコンピュータ 連載中


この物語は、http://ncode.syosetu.com/n6217cp/「ワンダー7」の続編です。
子供の時代
ジュニア
2016/05/08 12:39
ザサン
2016/05/09 00:30
アンヌワンジル
2016/05/14 21:53
双子
2016/05/16 02:50
ダー
2016/05/21 22:48
ラグランジュ2
2016/05/28 17:23
ピスアール
2016/06/04 22:32
リーボゥディル
2016/06/10 23:25
ダイモス
2016/06/12 23:51
ダストストーム
2016/06/26 22:07
光弾
2016/07/02 20:06
エウロパ
2016/07/10 18:21
ダイレクション
2016/07/24 23:23
スライドショー
2016/07/31 15:03
絶対領域
2016/08/06 19:25
エリス
2016/08/13 17:19
ディスノミア
2016/08/16 22:28
証明半了
2016/09/24 11:16
紐とコンピュータ
二重惑星(1)
2016/09/30 13:51
二重惑星(2)
2016/10/08 17:38
二重惑星(3)
2016/10/15 20:48
二重惑星(4)
2016/10/22 19:46
二重惑星(5)
2016/10/30 18:50
二重惑星(6)
2016/11/05 23:26
二重惑星(7)
2016/11/08 23:26
二重惑星(8)
2016/11/13 10:10
二重惑星(9)
2016/11/19 19:52
二重惑星(14)
2016/12/28 16:43
計算世界(1)
2017/08/14 21:30
計算世界(2)
2017/08/16 12:48
計算世界(3)
2017/09/12 17:26
計算世界(4)
2018/02/03 12:25
計算世界(5)
2018/02/11 19:48
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