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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

無敵の反射令嬢は、あまねく全てを跳ね返す~たっぷり利息つけて戻してあげますわ~【これは短編『婚約破棄はよろしいですけど、私の異名をお忘れではなくて?』の続編版です】

男爵令嬢、リフレクシア・リターナは、万象の反射という桁外れに凶悪無比な特性を持ってこの世に生まれ落ちた。
魔物の群れを鎧袖一触、ただそこにいるだけでことごとく蹴散らした恐るべき力を買われたのか、さして高くもない身分でありながら、美貌の見事さとオツムのよろしくなさで知られる第二王子の婚約者として選ばれたリフレクシアであったが、

「リフレクシア・リターナ! 今日この時をもって、お前との婚約を破棄させてもらう!」

バカ王子が、バカなことして、バカな取り巻きやバカな泥棒猫共々、バカな末路を辿りましたとさ。

かくして男爵家に出戻りしたリフレクシア。
やることがなくなり手持ち無沙汰となった彼女が、ある日、男爵領にある広い森へと暇潰しの散歩に行くと、一人の少年が太い木にもたれるように倒れていた。

「行き倒れですわね。別に珍しくもありませんわ」

そのままスルーするかと思われたが、少年がまだ息があるとわかり、リフレクシアはやむなく彼を助けることにするのだった──これが運命的な出会いだったと知ることもなく。

最強の暗殺者たるスタン少年。超攻撃的令嬢な妹のランファイナ。そしてお返しモンスター令嬢リフレクシア。
王国に集う強者や巣くう悪党や暴れる魔物をあの手この手で捩じ伏せ、かくして彼女らはその名を世界に轟かせていく。


今作は、短編『婚約破棄はよろしいですけど、私の異名をお忘れではなくて?』のその後の話となっております。短編が未読でも今作を読むのに特に支障や問題はありません。
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