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さる武器屋の英雄伝

作者:上雛 平次
モンキー武器屋の百二十七代目の主人ことハイル・ライクスは、周囲の武器屋が次々と名のある武器を作りながらも、伸ばせない技術をどうやったら伸ばすことができるのだろうかと考える日々を送っていた。分かってはいた。考えるだけでは駄目なのだと。けれど、才能が無いのに親から武器屋を継ぐのだと言われて、早五年。作れる武器と言えば、スライムを三撃程しなければ倒せないと思われるショートソードだけであった。強化をしようと剣を叩けば、数秒足らずで壊れる始末。道具を握らなくなってから半年は経とうとしていた。そんなある日、同じく半年振りにお客様が来店されたのだ。感謝感激雨あられとはこのことを指すのだろうが、すぐに天変地異を引き起こす。明らかに貧しそうな外装と容姿をしておられる少女騎士、リーナ・ミュードは小さな果物ナイフを方手に、「ご、強盗なのです! こ、この店で一番優れている剣を……」その、明らかに成っていない扱い。姿勢。その全てを見るまでもなく、ハイルはリーナが武器を握ったことも無い素人だと分かる。そう、ハイルが武器を造ることが出来ない理由は才能だけではない。造る側の武器屋ではなく、使う側の騎士になりたかったのだ。――この物語は、武器をまともに造れない武器屋と貧困少女が織り成す、英雄伝を描いた作品。
第一章 下克上とは緩やかに行うものである
第一話 出会い
2013/10/16 18:41
第三話 結託
2013/10/18 06:00
第四話 模擬戦
2013/10/19 13:00
第六話 獣の夜
2013/10/21 07:00
第九話 小細工
2013/10/24 08:00
第二章 嘘つきと騎士たちと魔法使いと
第十三話 追放
2013/10/28 09:00
第十七話 禁呪
2013/11/01 09:00
第十八話 嘘
2013/11/02 08:00
第三章 騎士団長と変わってしまった東の国
第三.五章 蘇る聖剣
第四章 熱鉄を叩き続ける日々
第四十話 奈落
2013/11/24 04:40
第四.五章 貧困騎士と、その仲間たち
第五章 中央奪還作戦
終章 勇者の剣に刻まれた、英雄の名
第六十二話 禁呪の代価
2013/12/30 03:45
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