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この花、まずい。―妖精とぼく―

作者:けんたろう
最新エピソード掲載日:2026/09/13
ぼくは咲人、小学三年生。
家は花屋さん。

ある日、花を食べている、変な女の子を見つけた。
名前はフローラ。
なんか妖精らしい。

見た目はすごくきれいなのに、口が悪い。
人にもらった花を食べて、
「あんま美味くねえな」
なんて平気で言う。

だけど、フローラには変な力があった。
花を食べると、その花が見てきたものや、そばにいた人の気持ちがわかるのだ。

泣いていた人。
誰かに渡せなかった花。
秘密を見ていた花。
そして、ときには事件の手がかりまで。

花なんて、今まで毎日見ていた。
でも、ぼくは知らなかった。
花には、人には言えない秘密が残っている。

これは、花屋の息子のぼくと、花を食べる性格の悪い妖精の話。

【登場人物】

☆咲人(さくと)
小学三年生。
花屋の息子だけど、花にはあまり興味がない。
わりと普通で、わりと真面目。
フローラの行動に振り回される。

☆フローラ
花を食べる謎の妖精。
見た目は美少女。
性格はかなり悪い。
図々しく、口も悪く、美味い花にはうるさい。
花を食べることで、その花に残された記憶や感情を感じ取ることができる。
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