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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

彼女は七回戦った

作者:徳田雨窓
 『七回戦い、二度負け、五回勝利する。そして国を救う英雄になる』――そんな予言をきっかけに、俺の彼女が軍に入隊してしまう。俺たちはそろってホーク砦に赴任。帝国との戦いに巻き込まれる。軍が撤退を決める中、彼女はわずか十名だけで敵騎兵一千の足止めを引き受ける。ひと癖もふた癖もある仲間たちと、俺たちは砦を一日守り切る。
 戦いは続き、国境近くの町に帝国軍が迫る。俺は二人だけで敵陣に潜入、これを撃退する。一方、帝国軍の別働隊を謎の光の柱が襲う。その焼け跡には帝国の超大砲が残されていた。数の合わない二つの予言。この戦いの謎が深まる中、彼女は奇策を講じ、ホーク砦を取り戻す。
 しかし敵が仕掛けた『見えない戦い』で俺たちは疑心暗鬼になる。そこに再来する一万の帝国軍。俺たちは超大砲を真似た新兵器で対抗、ホーク砦を守り切る。
 勝利に湧く砦だが、俺は自分の身体が女性であることに気づいてしまう。いつも見る謎の夢。青白く光る薬。それと何か関係があるのだろうか?
 割り切れない想いを抱えたまま、俺たちは帝国との決戦に臨む。戦いは優勢に進むが、そんな中彼女は一人、ホークの民との秘密交渉のために軍を離れる。深夜、帝国は死者の軍勢を従えて俺たちに襲いかかる。軍は壊滅し、俺は帝国の捕虜となる。
 翌朝、彼女が帝国の陣に現れる。彼女は交渉でこの戦いを終わらせる。俺の解放を拒む帝国だったが、彼女は最後の切り札を使って俺を奪い返す。
 彼女が俺の身体の秘密を明かす。実は俺はすでに死んでいた。この身体は双子の妹のもので、そこに俺の魂を移植していたのだ。彼女は戦いに勝利し、俺の魂をつなぎとめるのに十分なものを手に入れた。だが彼女はその代償として魂を失い過ぎていた。
「ずっと、一緒にいたかっただけなの。トールと、ずっと……」
 その言葉を残し、彼女はこの世から消えた。

設定説明
プロローグ
プロローグ
2013/07/12 00:29
第一章 ホーク砦撤退戦
2013/07/13 18:58
2013/07/26 00:25
2013/07/27 11:46
2013/08/01 02:15
2013/08/06 19:02
2013/08/10 01:17
2013/08/14 01:00
2013/08/19 02:19
第二章 バーレン防衛戦
2013/09/02 00:00
2013/09/10 01:59
2013/09/16 14:07
2013/09/24 00:04
2013/09/30 01:27
2013/10/14 23:17
2013/10/22 01:04
2013/10/29 02:54
第三章 ホーク砦奪還戦
2013/11/04 00:43
2013/11/11 00:53
2013/11/18 01:31
2013/11/26 01:42
2013/12/03 01:46
2013/12/10 03:10
2013/12/17 02:15
2013/12/24 01:38
第四章 見えない戦い
2013/12/31 01:14
2014/01/04 04:11
2014/01/10 01:46
2014/01/19 02:35
2014/01/23 01:04
2014/02/02 01:35
2014/02/09 01:50
2014/02/15 02:22
第五章 ホーク砦防衛戦
2014/02/24 00:28
2014/03/03 00:01
2014/03/10 01:40
2014/03/16 01:24
2014/03/23 23:32
2014/03/30 21:17
2014/04/08 00:56
2014/04/14 00:35
第六章 決戦
2014/04/20 23:53
2014/05/02 00:41
2014/05/04 01:43
2014/05/05 01:17
2014/05/06 01:20
2014/05/07 01:15
2014/05/11 00:18
2014/05/16 01:19
最終章 最後の戦い
2014/05/18 02:44
2014/05/25 00:25
2014/06/01 02:18
2014/06/09 00:17
2014/06/16 00:49
2014/06/22 23:50
2014/06/29 01:28
2014/06/30 21:15
エピローグ
エピローグ
2014/07/02 00:24
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