第19回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(19) 相良 凌
2 謎の糸口(12)
〔特命探偵 御木本麗子 第1巻〕で、梼原の為に、浅生を調査していた探偵だ。西園寺と東山の間に、直接の面識は、無い。
西園寺は、知らぬそぶりで、
「始めまして、探偵の秋本です・・・」
と、返した。
「こういう依頼は、初めてですが、成功報酬として、遺産の半分を頂けるというので、受けてみました・・・」
と、ダンディーな口調で言った東山。
「私と、利害関係が対立しますね!」
西園寺は、毅然として言った。
東山が提案する。
「協力しませんか? 私と・・・」
「協力? ですか?」
西園寺は、唖然とした。
東山が説明する。
「あなた方が、遺産を得る事に成功したら、秋本さんの貰う成功報酬の半分を私が貰い、私が遺産を得る事に成功したら、私が貰う成功報酬の半分を秋本さんが貰う・・・。悪い話では、ないと思いますが・・・」
「それは、お互いの依頼人に対する、背信行為だと思いますが?」
「確かに・・・。分かりました。お互い勝負しましょう。互いの幸運を祈ります」
と、言って、西園寺に手を差し出した東山。
西園寺は、仕方なく握手して、
「どちらが早く手がかりを見つけるか勝負ですね・・・」
と、西園寺は、珍しく勝気に、応じた。
東山と別れると、西園寺は、富士田奈々子の個室へ、向かった。
富士田奈々子の個室には、〔在室中〕の札が掛かっている。
西園寺は、年季の入った木製のドアをノックすると、「富士田さん! いらっしゃいますか?」
と、言った。
ドアの向こうから、
「はい! 少々お待ち下さい!」
との、声が聞こえ、ドアが開いた。
ドアが開くと、富士田奈々子が立っている。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




