第18回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(18) 相良 凌
2 謎の糸口(11)
『小夜子さんの言っていた『あの方々たちにも、私に、言えない事も有る』ってこの事か・・・』
と、西園寺は、思った。
西園寺は、立ち上がり、座っている丹原の方を向くと、
「今日は、ありがとう御座いました! また何かありましたら、よろしくお願いします!」
と、言って頭を下げた。
「私に分かる事であれば・・・協力します」
と、応じた丹原。
西園寺が、丹原の個室を辞去したのは、ちょうど2時を過ぎた頃であった。
その後、西園寺は、白亜の豪邸内を、ゆっくりと歩きながら、物思いに耽る。
『富士田奈々子さんが、もし遺産の行方を知っているのなら、なぜまだ、この家の使用人をやっているんだろう? 遺産を手に入れられない理由でもあるのかな? ともかく、富士田奈々子さんが、遺産に関する重要な何かを握っていることは、確か・・・』
「あ! 泥棒猫の豚!」
と、放言したのは、西園寺の正面から歩いてきた佳代である。佳代は、幸太郎と、スーツ姿の美少年をダンディーにしたような、謎の男性と並んで歩いている。
その、ダンディーな男性は、西園寺を見るなり、
「お話は、佳代さんから伺いました・・・。御当主婦人の小夜子さんに雇われている探偵・・・。ですね?」
西園寺は、怪訝な表情を浮かべる。
その美少年をダンディーにしたような男性が笑顔を浮かべ、
「申し遅れました・・・私こういうものです・・・」
と、言って、懐から名刺を出した。
西園寺は、いぶかしみながら、名刺を受け取ると、
「藤嶋探偵事務所・探偵・東山成行・・・」
と、名刺に目を落とし、口に出して読む。
西園寺は、どこかで覚えのある様な気がした。
『藤嶋探偵事務所・・・えーっと・・・確か、御木本さんと、・・・そうだ、梼原に頼まれて、御木本さんを調査していたエース級探偵! それを熊手袋さんが逆に調査していた、・・・確か東山とか言ってた・・・』
どうやら西園寺は、思い出したようだ。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




