第17回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(17) 相良 凌
2 謎の糸口(10)
「御当主と、富士田奈々子さんの関係を・・・遺産が絡んでるんじゃないかと・・・」
西園寺は、恐る恐る、口にした。
丹原が応じる。
「遺産探しですか・・・分かりました。参考になるかどうか分かりませんが、・・・どうぞお座り下さい!」
と、言いながら、丹原は、ベッドを手で指した。
西園寺が、
「失礼します・・・」
と、言ってそのベッドに腰を下ろす。
その隣に、立ち上がっていた丹原が腰を下ろした。
西園寺を見ながら、丹原は、語りだす。
「私が、このお屋敷に入ったとき、富士田さんに色々と雑務を仕込まれていたんですが・・・お庭で、小夜子さんのティータイムの準備をしていたら、富士田さんが、只仁さんの部屋に居るのが見えてんです・・・富士田さんは、上半身裸で・・・。窓は、開け放たれていたんで、只仁さんの『フンッ! フンッ! ハッ! ハッ!』という声が聞こえました。リズムよく、ベッドの軋む音も聞こえました・・・」
「なるほど・・・騎乗していたんですね・・・」
「御当主が亡くなった時、富士田さんから、妙な自信が湧き上がっているように、見えました・・・」
「自信ですか?」
「はい、何か、勝ち誇ったような・・・」
『これは、遺産の行方が関係しているんじゃ・・・』
と、西園寺は思った。西園寺は、すぐさま丹原に訊く。
「御当主と、富士田さんの関係に、奥さんの小夜子さんは、気づいていたんでしょうか?」
「多分、気づかれていたのだと思います・・・」
「その後、小夜子さんと富士田さんの関係に変化はあったんですか?」
「いえ、依然と同じ主従関係が保たれていたと思います・・・。富士田さんに、キツく当たったり、やけに冷たく接すると、いったことは、ありませんでした。私の知る限りですが・・・」
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




