名探偵・六車炎 2度目の事件 南条高校探偵部
六車炎(ろくしゃえん)と和田尊(わだたける)は、『美術部事件』を解決した後、その功績が学園に認められて探偵部を設立したが、めぼしい依頼がなく暇な日々を送っていた。ところが突然、「部活をやめろ」という差出人不明の脅迫文が届いたかと思えば「文芸部の鍵のかかったロッカーの中が荒らされた」という事件の解決を文芸部長から依頼されることになる。南条高校のシャーロックホームズ(自称)とワトソン(他称)は事件を解決することができるのか。
1 「さっきそこのポストに匿名の手紙が入っていてね、今日これから来るらしい。 久々の依頼者だよ」
2025/01/02 20:23
2「今時こんないわゆる『脅迫状』、みたいな体裁の脅迫状を作る人がいるもんだなあと」
2025/01/02 20:25
3 「文芸部で部活を始めようとしたら、部のロッカーが荒らされていたんです」
2025/01/02 20:26
4 「ノートが切られたというから、何かで切り付けられたみたいなのかと思ったけど、これはひどいな」
2025/01/02 20:28
5 「でもそうすると、結局、誰もこのいたずらをできないってことか!?」
2025/01/02 20:30
6「私は小説を読むのが好きで、それで本をいつも読んでいたら、文芸部に誘ってくれたから」
2025/01/02 20:32
7 「こんにちは!わあ、すごい、探偵部のお二人ですよね!校内の有名人じゃないですか!」
2025/01/02 20:32
8 「何?文芸部に『私みたいなの』がいたら悪い?」
2025/01/02 20:33
9 「は?証拠があるのか?ないだろ?そんなので動くわけねえよ。探偵気取りか、ああ?」
2025/01/02 20:33
10 「実は文芸部の部員から鍵を落としたので探して欲しいと言われていまして。届いていませんか」
2025/01/02 20:35
11 「文芸部の事件の真相がわかったってことさ。ワトソン君」
2025/01/02 20:40
12 「集まってくれてありがとう。今回の事件が解決したから、皆さんにお話しようと思う」
2025/01/02 20:41
13 と、これが探偵部第2の事件となった、文芸部事件のあらましである。
2025/01/02 20:41
14(完)
2025/01/02 20:42
(改)