彼方からの呼び声

篠原雫(しのはらしずく)は、幼馴染の里内静と一緒の高校からの帰り道、後ろから車に轢かれた。真っ白な空間で目が覚めた彼女は、時と運命を司る神、ユークレースから告げられる。「君は死んでないよ。でも、私は君に死んでほしいとお願いしに来た。死なない場合、君の余命はあと一年」　
この先、世界に多大な貢献をする『世界を創り出すもの』が、雫の三人の幼馴染と兄のうち誰かで、その流れを阻害するのが雫らしい。このままだと世界規模でよくない事が起きると言われ、さらに「排除対象の君がすべてを背負って、この世界からいなくなれば、確実に変わるよ。この世界での『死』が必要なだけであって、本当に死ななくてもいい。移住すれば寿命も伸びる。移住と言うよりは里帰りかな」あっさりと異世界からの転生者なのだと告げられて、自分の為、幼馴染と兄の為に雫は古巣へ戻ることを決意する。全ての生き物が魔法を使う世界で、卓越した魔導師として生き、結果として殺された世界で暮らすために。目指せ平凡！をモットーに、雫は自分の力を隠して生きていこうと決意する。主人公はとある理由で、うまく力を使えませんが、最強です。恋愛とほのぼのは、最初はありません。

更新速度は遅いです。